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2017夏アニメ(7-9月)感想:短評 総まとめ

 今回(2017年夏期)からテレビアニメの感想は季節ごとに一つのページにまとめる事にしました。最終回まで完走した作品は短評を追記していく予定です。

 基本的に重要なネタバレあらすじは無いレビューになっていますが未見の方はご注意ください。個人の評価です。異論反論はコメント欄へどうぞ。作品を追加したらTwitterで報告します。良かったらチェックしててください♪

異世界食堂

突飛な設定だけど良い雰囲気で楽しく見られた不思議な作品。

 10分アニメかと思ったら30分のフルサイズ番組でビックリ。個人的にファンタジー物が苦手なので正直『序盤で飽きそうだなぁ・・・』って気がしたんですよね。でも雰囲気に慣れてくると淡々とした感じが逆に良くって楽しみになりました。

 異世界の住人が次々と迷い込んでくる不思議な食堂。誰もがその食事に魅了されて虜になる・・・っていうのは、まあ面白いんですが、出てくるメニューが日本の食堂のメニューなのが、なんとも違和感のある組み合わせ。でもそこが面白いんですよね。

ひょんな事から給仕になったアレッタ
最初は彼女が中心のストーリーになるかと思っていた。
©犬塚惇平・主婦の友社/「異世界食堂」製作委員会

 ある意味、今流行りの『日本アゲ』的な番組を異世界モノでやった感じですかね。『納豆スパ』とか外国人なら拒絶されるだろうけど(自分もダメだけど)異世界の住人なら大丈夫な設定にできるのが新しい感じかな?

 序盤で脱落せずに引っ張ってくれたのは、上坂すみれさん演じる『給仕のアレッタの魅力』もありますが、それ以上にエンディング曲の『ちいさなひとつぶ』の良さですね。安野希世乃さんの歌声と水彩風の止め絵がすごくキレイでEDを見るのが楽しみな作品でした。

異世界食堂 公式ページ
http://isekai-shokudo.com/

THE REFLECTION(ザ・リフレクション)

地味だけど絵はキレイで意欲的。ただラストは唐突感があったかな。

 ちょっと難解でついていけない感がありましたが、なんとなく最後まで見ちゃいましたね。アメコミ風の絵の面白さと、謎を追う感じのストーリー構成が良かったかな。あとエンディング映像は美しくて好きでした。

 スパイダーマンの『スタン・リー』が原作に参加と鳴り物入りの作品で、さすがNHKだけあって質は高い気がしますね

 線が太く影のないアメコミ風デザインですが、渋い色彩が好きでした。キャラごとにテーマ色を入れてくるのも面白いですが、暗いシーンが多くてTVでは見にくかったのが残念。

色彩が素晴らしくイラストとして絵になる映像
萌えとは無縁だが、渋い配色が好き。
(C)スタン・リー,長濵博史/THE REFLECTION製作委員会

 激しい動きも結構あって良く動いているんですが、なぜか物足りないんですよね。構成の問題なのでしょうか?淡々としているように感じてしまいます。

 話自体は割とシンプルなのですが、序盤で情報が少ないので意味不明な感じが強かったのがね・・・映画ならいいですがTV作品だと辛いですよね。

 謎があるのは良いんだけど、回ごとのカタルシスがないとね。継続意欲の維持が難しいです。その辺は日米共同原作の難しさでしょうか?

 あと、序盤に出た日本の女子高生が全然出てこなくて、ラストで急に絡んでくる感じがかなり唐突感ありましたね(笑)結構良いキャラだったのでもったいない。もっとたくさん絡む構成にしてもらいたかったな。

 でも女子高生が関西弁だって事が伏線になっているようで面白かったです。(関西のノリがないとあの展開はないと思うので)おかげで最終回ではおもわず『なんでやねん』ってツイートしてしまいました。

 意欲的な企画だし、最後まで見たので魅力はある作品だと思いますが、日本のTVアニメの文脈で見ると厳しいかな?続編アリそうな感じでしたがどうなるでしょうか。

THE REFLECTION 公式サイト http://thereflection-anime.net

18if (エイティーン・イフ)

各話監督制が面白い意欲作。完結させなくても良かったのでは?

 これは相当実験的な作品でしたね。設定は統一しつつも、毎回監督を変えて作家性の強いエピソードを放映する形式は、昔のフジテレビの深夜ドラマ『if もしも』を連想させますね。

 自由で前衛的な演出なので初見では難解な印象でした。特にラスト3話でストーリー全体のまとめに入るのですがこれがかなり難解・・・というより相当無理がある印象でどう解釈すれば良いのかわからない。

 この作品は、無理にまとめずに『if もしも』のように全て自由に作らせる感じでよかったのではないでしょうか。

すごく切ないエピソード3話のヒロインと主人公
大半は各話完結の作家性の強い作品
全体の評価とは別に各話別個に評価したい作品
© mobcast inc./18if project

 ただ、各エピソードについては荒削りな感じもするけど、見直してみると味わい深いエピソードも多いですよね。『学生の卒業制作をプロが本気でやってみた』みたいな感じというか。

印象に残ったエピソード
興味のある人は公式動画の『18秒でよくわかる「18if」』を見ると全話を一気に紹介しているので面白いですよ。

3話:『病気の女子高生の話』シンプルな話だけど味わい深くて雰囲気が好きだなぁ。
4話:『ダイエットの話』話が重くなりすぎないのが良かった。加隈亜衣さんの声がすごく良いですね
5話:『フィギュアスケート選手の話』ラストがなかなか衝撃的。
6話:『陰陽師アニメおたくの話』いじめシーンは重いけどゲームの世界で生き生きとしている姿はすごく良い。急展開も良かった。
10話:『ブロガー少女の話』難解な演出で正直理解できないけど実験的で面白い。

 絶賛とは言えないけど応援したくなる作品でした。わかりやすく楽しむ作品ではないですが、形を変えてまたやってもらいたいですね。

18if公式サイト http://18if.jp

活劇 刀剣乱舞

女子向けかと思いきや意外と硬派な歴史アクションアニメ

 すごい面白い!ってほどでもないのですが(笑)結局13話まで見ちゃいましたね。Kalafinaの曲が良かったってのも大きいのですが、ラスト3話のクライマックスは五稜郭が好きな自分には面白かったです。

 いわゆる『歴女』向けのアニメかな?と思ったのですが、いかにも女子向けに振った内容ではなく、意外とちゃんとした『歴史アクション』になってたのが良かったかな。

 BLや逆ハーレム的なイケメン作品かと思ったらバトルがメインだったのは意外刀剣男士という『刀の生まれ変わり』が歴史の改ざんを防ぐために戦うというストーリー。でも設定がイマイチ飲み込めなくて公式ページ読んで理解しました(笑)

主人公の堀川国広。土方歳三 愛用の脇差が顕現した。
イケメン揃いだが男性にも楽しめる内容
(C)Nitroplus/DMM GAMES/活劇 刀剣乱舞製作委員会

 ちなみに2016年の『刀剣乱舞-花丸-』というアニメとは原作は同じですが、ストーリー上のつながりは無いそうです。この作品が2期ってわけじゃないんですね。

 本編の方は正直わからない事が多くて、敵の正体とか根本的な部分は謎・・・艦これ』と同じでゲーム原作アニメは細かい所にこだわらないほうがいいのかな?ちなみに公式ページのキャラ紹介を一読するのは必須な気がします。

 個人的にはもうちょっと踏み込んだダークさが欲しいかな。ラストの箱館戦争はいい雰囲気だったものの割とあっさりした印象でした。キャラは第一部隊の『三日月宗近』が好きでしたね。劇場版製作の発表がありましたが映画ではその辺も期待できるのかも。

活劇 刀剣乱舞 公式サイト
http://katsugeki-touken.com/chara/

賭ケグルイ

最初は引いたけどエンターテイメントとして楽しかったな

 クセが強い作品でしたね。でも最後まで楽しく見られました。ギャンブルがテーマという事で『カイジ』みたいな重たい作品をイメージしていましたが、意外と明るく狂った作品でしたね。

 序盤では気持ち悪さが目立って少し引き気味でしたけどね。構成自体は意外とオーソドックス。エンターテイメント重視でテンポ良く楽しめる作品でした。

 生徒会メンバーと対決するというわかりやすい構成でカタルシス感が気持ち良いですね。まあどうせ最後は勝つんでしょ?って思うんだけど(笑)飽きさせず楽しませるのが上手い。ゲームの内容をあまり理解できなくても楽しめますね。

ギャンブルの怖さというより
清楚な主人公夢子の狂った感じが楽しい作品だった
(PV2より画像引用)
©河本ほむら・尚村透/SQUARE ENIX・「賭ケグルイ」製作委員会

 ストーリー以外でも主人公 夢子の狂った感じの演技が良かったですね。早見沙織さんの演技力になんかソワソワしちゃいます。エロチックな演出は悪くないけど奥さんと一緒に見てるとちょっと落ち着きませんでした(笑

 それにしても、アニメの生徒会って楽しそう(笑)仮面の副会長とかなんなんだよって・・・結局謎でしたね。

 最終話があっさりしているとの評もあるけれど、原作連載中なのを考えればいい感じの終わり方だと思いますね。クライマックスの会計『豆生田(まにゅうだ)』とのゲームは盛り上がったし、最後はいい意味であっさりした後味が良かったです。

 エンディングもシンプルだけど好きでした。最初はちょっと違和感あったけど見るたび良い感じになりますね。OPもグロテスクさが気になったけど、慣れるとトーンの低い色彩は美しく見応えありますね。

賭ケグルイ 公式サイト
http://kakegurui-anime.com/movie/

妖怪アパートの幽雅な日常(1クール)

どこに向かっているのか謎(笑)でも見てしまう『幕の内弁当』アニメ

 奥さんと二人で夕食を食べる時に、無難に流しておける『ごはん用アニメ枠』というのがあるんですが、今季はこの『妖アパ』と『魔法陣グルグル』『異世界食堂』がそれでしたね。

 この作品、正直言って方向性が謎で、よく言えば『幕の内弁当』的に色々入ってる作品。友情物語?ほのぼの系?・・・戦い、修行、料理、学園モノと・・・右行ったり左行ったり、このアニメどこ行くんだよ!って笑ってました。

右が主人公の稲葉夕士。親友の長谷(左)との絡みがメインと思いきや
とにかくたくさんのキャラクターが出てくる作品。(予告編より)
©香月日輪・深山和香・講談社/妖アパ住人組合

 でも、なんとなく見てしまうんですよね。よく言えば『先が読めない感じ』が面白いのかな?『次回が楽しみ!』って思ったことはないんだけど(笑)嫌味がないのでなんとなく見てしまう良さがありますね。何気に消化の早い作品でした。

 正直言うと本編よりEDの曲が好きで見てたのかも(笑)『日常識Broken down(作詞・作曲 - Q-MH)』サビがすごく好き。サビ部分の同級生ヒロイン貴子のアップも止め絵ですがいい感じでした。

 ちなみに、CMスポンサーに不動産賃貸の大和リビングが入っていて、すごいですね。大手がスポンサーだと安定して2クールやれるんでしょうか?

 お店とコラボしているそうなのですが、『妖アパ』知ってる人がどのくらいいるのか・・・まあ大和リビング(D-room)というのを初めて知ったのでCM効果はあったのでしょうけど。

 まあ2クールも引き続きなんとな〜く見てしまいそうです。

妖怪アパートの幽雅な日常 公式サイト
http://youapa-anime.jp/movie/

アホガール

飽きるかと思いきや、力技の演技力で最後まで魅せてくれた(笑)

 最初はバカにしてたけど、なかなか見応えありましたね。アホさだけで最後まで引っ張れるのがすごいよ。サブキャラのエピソードを交えて飽きさせず1クール引っ張ってくれました。

 原作1巻を読んだ時は『けっこう面白いな』って思ったけど、さすがにヒロインの花畑よしこがアホすぎて、これTVだと飽きるなぁ・・・って思ったんですよね。いくら15分アニメでもちょっと長いかも?って心配になりました。

花畑よしこと犬(公式ページより)
よしこのアホさ以外にサブキャラの活躍も楽しい
©ヒロユキ・講談社/アホガール製作委員会

 声優の悠木碧さんの熱演につられて見続けましたが、意外と飽きさせないんですよね。ワンパターンになりそうになると他のキャラで楽しませる構成が良い感じ。

 よしこの母よしえの悪辣っぷり風紀委員長とのバトルは本当に見応えありました。浪川大輔さん演じる『』の回はすごく良かったですね。犬の好演は感動です。

 ED曲の上坂すみれ踊れ!きゅーきょく哲学』 がすごく好きなんだけど、あの無理やりねじ込んでる感はなんなんでしょう(笑)公式ページですら紹介されていないようですが・・・何か事情があるのかな。最終回だけ一応エンディングっぽくて良かったです。

アホガール公式サイト
http://ahogirl.jp

プリンセス・プリンシパル

話題になるのは伊達じゃない!工夫が凝らされた構成に感動

 今期トップクラスの話題作でしたね。オリジナル作品という事で前評判こそありませんでしたが初回からTwitterでは絶賛の嵐!一緒に見ていた奥さんもすごく気に入ってファンになっていました。

 ただ『架空歴史のロンドンが舞台のスチームパンク』とか『ほどんどのキャラが外国人名』など、自分はかなり入りにくい作品でした。特に名前と顔の一致がむずかしくて。奥さんに教えてもらいながら見ていたくらい。

苦手なジャンルだったけど楽しめた。
躍動感のあるOP映像は良かったですね。(OP映像より)
© Princess Principal Project

 そんな自分ですら、キャラに見慣れてくると良さがわかります。各話がある程度完結していているので見やすいですし、味わい深いエピソードが多いですね。

 特にドロシーの父親の回は切ないですね。他にも委員長との再会エピソードもすごく好きでした。遊園地の回想シーンは素晴らしいです。短いエピソードで感動まで持っていくのがすごいですね。

ドロシーをはじめ各キャラのエピソードを描いて
見応えのあるシリーズになっていた。
© Princess Principal Project

 本作の特徴としてエピソードの時系列をシャッフルして放送するという演出がありますが、これがとても効果的に使われていましたね。明と暗のバランススピード感が良かったし、面白い謎解き効果がありました。

 初回がいきなり『case 13』 というのにとても驚かされますが、順番を変えるだけでなく、あえて間引くことで逆に『エピソードをしっかり書き上げることができる』という素晴らしいアイディアでした。

 魅力的なサブキャラに対して、主人公アンジェの魅力がイマイチ伝わってこないなぁと思っていたのですが、ラスト3話アンジェがすごく魅力的にみえるようになりました。これも演出の賜物でしょうか。

プリンセス・プリンシパル公式サイト
http://www.pripri-anime.jp

ようこそ実力至上主義の教室へ

プロローグとしてはすごく楽しめた。2期に期待!

 『よう実』っていう短縮形がすごく好きだったのですが、内容も結構好きでした。終わってみると酷評も多く聞こえましたけどね。

  自分としては割と好きな作品だったけどなぁ。大真面目に中二病展開やってくれてる感じで、最終回まで引っぱってくれる魅力はありました。

 特筆すべきは櫛田ちゃんの序盤のエピソードですね。あそこでかなり惹きつけられましたね。そのあと櫛田ちゃんを軸に話が進むかと思いきや、そうでもなかったのは残念。まあこの辺は原作未完という事で仕方ないですかね。(原作未読です)

アイドルキャラの櫛田桔梗
彼女が重要な役割・・・と思ったら(PVより)
© 衣笠彰梧・KADOKAWA刊/ようこそ実力至上主義の教室へ製作委員会

 他にも『所持ポイント』とかね。エンディングに各人のポイントが表示されていたのは斬新でしたが・・・劇中ではあまり注目されなくて『アレ?』って感じ

 そんな感じで『?』って思うことも多い作品でしたがネガティブな印象はないです。今期では大きな謎も解決されないだろうと思っていたし。

 その代わり個別の事件解決とか面白かったし普通に楽しみに見てましたね。堀北鈴音がツンデレ化する感じとか、佐倉愛里の片思いとかのハーレムラノベ展開も楽しく見られました。

 でも何気に気に入ってたのは主人公 綾小路の中二病的キャラかも。『無気力で冴えないキャラ』が『実はスゴイ奴』って典型的な展開なんだけど、やっぱり面白いんだよね。

無表情・無気力キャラの主人公
王道的な中二病展開がすごく良い
© 衣笠彰梧・KADOKAWA刊/ようこそ実力至上主義の教室へ製作委員会

目立ちたくないんだ』ってリアルで言ったらすごくイタイけど(笑)こういうの好き。まあ何か裏がありそうですけどね。その辺もちょっと楽しみだったな。

 そんな彼が難題を解決していくカタルシス感は楽しめました。ただ、1クールだとやっぱり短すぎて中途半端さは確かにありましたね。

 最終回も賛否両論って感じでしたね。自分としては不満はないんだけど、2期へのプロローグとして考えるとよくできていると思いました。これで2期がないと残念な作品になってしまうので、ぜひ続いて欲しいですね。

ようこそ実力至上主義の教室へ 公式サイト
http://you-zitsu.com

途中脱落作品

残念ながら視聴継続を断念した作品

・DIVE!! :2話まで。競技自体にちょっと興味沸かなかった。
・バチカン奇跡調査官 :3話まで。西洋物のせいか継続意欲がわかず。
・潔癖男子!青山くん :2話まで。奥さんは好きで最後まで楽しく見てました。
・RWBY :3話まで。正直良さがわからなくて・・・難解でした。
・ボールルームへようこそ :2話まで。絵柄と雰囲気が合わなかった。でもすごく評判良いので見直してみようかと密かに検討中(笑)
Fate/Apocrypha :1話まで。Fateはよくわからなくて・・・残念。

視聴中/視聴予定作品(2017/10/19現在)


てーきゅう[9期] (視聴完了)
終物語 (視聴完了)

天使の3P (視聴中)
異世界はスマートフォンとともに。 (視聴中)
はじめてのギャル (視聴中)
魔法陣グルグル (視聴中)
恋と嘘 (視聴中)
メイドインアビス (視聴中)
徒然チルドレン (視聴中)

ひなろじ~from Luck & Logic~[2期] (未見)
縁結びの妖狐ちゃん (未見)
戦姫絶唱シンフォギア[4期] (未見)
バトルガール ハイスクール (未見)
ナイツ&マジック (未見)
スカートの中はケダモノでした (未見)
最遊記RELOAD BLAST (未見)
捏造トラップ -NTR- (未見)
アクションヒロイン チアフルーツ (未見)
コンビニカレシ (未見)
将国のアルタイル (未見)
時間の支配者 (未見)
ひとりじめマイヒーロー (未見)
セントールの悩み (未見)
NEW GAME!![2期] (未見)
クリオネの灯り (未見)
ゲーマーズ! (未見)

以上/未記載タイトルは鑑賞予定なしです。

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劇場版 響け!ユーフォニアム~届けたいメロディ~ 感想:2期の総集編?これは新作と合わせた加筆完全版だ!

 もう最後の最後まで涙がいくらでも出てくるよ・・・完全にやられました。もう脱帽です。感激です!『劇場版 響け!ユーフォニアム~届けたいメロディ~』を映画館で見てきました。

『劇場版 響け!ユーフォニアム~届けたいメロディ~』
WEB予告より画像引用(当ブログの引用について
Ⓒ武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会

 2期を振り返る総集編・・・?あはは、バカ言っちゃいけませんよ。ダイジェストなんかじゃない、あえて新作と分ける事で魅力を純化させた完璧な劇場版じゃないですか!TV版を見たからこそ、もっと、もっと、感動できる作品でした。

 1期の劇場版は総集編として奇跡的なほど上手にまとまってたけど、2期劇場版は、のちの新作2本と合わせた『加筆完全版』と言いたくなる作品でした。

 『TV版見たからパス』なんて絶対ありえない『ユーフォ劇場版、三部作の第一章』だと思います!

『劇場版 響け!ユーフォニアム~届けたいメロディ~』
 WEB予告/KyoaniChannel 公式配信

※次章から若干ネタバレがありますので未見の方はご注意ください。(ネタバレ避けて最終章へリンク)/原作未読のレビューです。

あすか先輩とお姉さんを重ねた物語


 予告を見ると明らかに『あすか先輩と久美子を軸に・・・』って感じでしたよね?新作として『みぞれと希美の物語』を別に制作すると発表されましたし。

 でも実際に見てみると『あすか先輩と久美子』の二人ではなくて、久美子のお姉さんを加えた3人に焦点を合わせていて、これが想像以上に良いんですよね!

 もちろんTVシリーズ見てるので、久美子がお姉さんとあすか先輩と重ね合わせていた・・・って知ってはいましたよ。でも、その対比がもっとダイレクトに伝わると、こんなに感動が大きくなるんだ!ってびっくりしました。

予告の印象は『田中あすか』と『黄前久美子』の物語だったが・・・
Ⓒ武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会

 だから、久美子の電車での涙とか、渡り廊下での涙とか・・・久美子の心の動きがすごく伝わって来て、TVシリーズで知っているにもかかわらず、感涙スイッチがぶっ壊れるくらい感動してしまいました。


 全部TVで見てたのに、ああ、自分は本当の意味でちゃんと理解してなかったんだなぁ・・・って思い知りました。それが、この作品に対して『総集編』というよりもテーマを分けて加筆修正された『完全版』のように感じてしまう理由だと思います。


『3大 泣いちゃった所』から見える『この作品の魅力』


 泣ければ良い作品なのかよ!って言われそうですが(笑)でも、どうしてTV版と同じシーンを見てるのに、それほどまでに号泣してしまったのでしょうか?

 TV版を見ていたときはジンワリ感涙って感じでしたが、劇場版はとめどなく涙が止まらなくなった不思議。もちろん映画館で一気に見る効果というのはあります。でも、劇場版ならではの再構成こそがすごい効果でした。

 自分が完全にやられちゃった『3大号泣ポイント』で、この作品の魅力を説明したいと思います。

 ※以下、猛烈ネタバレなので劇場版未見の方は鑑賞前に読まないでください。『TV版見たから大丈夫』じゃないよ!(笑)(ネタバレ避けて最終章へリンク


号泣ポイント1:あすか先輩を呼び出しシーン!


 TV版でも一番の感動シーンかもしれない、久美子が必死にあすか先輩に訴えるシーン。TV版でももちろん感動しましたが、あすか先輩の嫌味なセリフとか、ストレートに感動させない感じがありました。

 今回は基本的にセリフが変わってないにもかかわらず、猛烈に感動しちゃったんですよね。それはこのシーンの前にお姉さんについて丁寧に描いたから。そのおかげで、久美子の言葉、そして気持ちが、すっごい伝わってきました。

久美子の必死の叫びがTV版よりも一層響いたのは
二人の心情がより理解できたから。
あすかの嫌味なセリフは必要だと、今ならよく分かる。
Ⓒ武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会

 あすか先輩の嫌味な言葉も、大人ぶって弱みを見せたくない『彼女の必死の抵抗』に見える。TV版でも一応わかってはいたけど、劇場版だと本当に素直にそう思えました

 劇場版では『お姉さん』と『あすか先輩』の対比をはっきり見せてもらえたおかげで、久美子のあの、涙声を震わせた必死の叫びが強烈に響いてしまいました。

 ここでもう『涙のスイッチ』が壊れてしまいました(笑)

号泣ポイント2:トランペットのソロのシーン!


 これは、もしかしたら共感してくれる人は少ないかも(笑)ラストの全国大会での演奏シーン。全曲演奏シーンのすごい映像・音響に圧倒されたのは当然なのですが、自分でもまさかの号泣シーンがありました。

 それは、麗奈のトランペットソロシーン。今まで飽きるほど聞いたはずの、あのソロを吹く麗奈の姿をみたら猛烈に涙が止まらなくなってしまいました。

え、なんで?って自分でも思うくらい涙が出た。
それは思い出を共有しているから。
Ⓒ武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会

 今回、麗奈はとくに焦点があたってないんですよ・・・でも麗奈のソロを見て、この作品では全く描かれていない香織先輩とのオーディションやその軋轢といった『すべての思い出』が勝手に溢れてしまい涙が止まりませんでした。

 これは、この劇場版が『3人の物語』であると同時に、もう一つ、初の全国出場という『吹部全体の物語』が柱になってたからですよね。個別キャラのディテールこそ描かないものの、部員が単なるモブキャラにはなっていない

どのキャラも知った顔。1期2期を見ているうちに
いつの間にか自分も思いを共有していた。
Ⓒ武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会

 1期2期のTVシリーズを見ているからこそ、チラリと映る部員たち誰もが見知った顔。これまでの1年間なにがあったのかすべて知っている。まるで自分も部員として思い出を共有しているような気持ちになっていたんですね。

 だから麗奈のソロを見て、まるで当事者の一人のように込み上げてしまったんですよね。まあスイッチ壊れちゃったせいもあるんだろうけど(笑)

 この勝手に回想シーンが頭をよぎるような体験は自分でもびっくりでした。TV版見たから総集編はいいや・・・なんてありえないってこういう事。この劇場版はTV版見た人は何倍も感動できる作品なんですよね。

【追記】2回目を見たら、麗奈の回想シーンこそありませんが、あすか先輩や写真での回想は挿入されてましたね。泣いていてよく覚えていませんでした(笑)あの写真や楽譜が感動の良いフックになっていた気がします。

号泣ポイント3:そして『ユーフォ演奏』シーン!


 これはもう完全にやられました・・・みんなそうですよね(笑)

 あすか先輩と勉強からの川辺での会話、今作でもすごく良いシーンでしたが、その後にあるはずの『ユーフォ演奏シーン』には行かずに場面転換。

 TV版では屈指の名場面でしたが、ああ、さすがにカットか・・・まあここで入れるとTVっぽいし仕方ないか、でもちょっと残念。なんて思ったんですよね。

TV版屈指の名シーン。本作最大の賞賛をしたくなる構成。/本予告より
Ⓒ武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会

 まあ、それもすっかり忘れて、とうとうクライマックスを終えてホッとしたタイミング・・・。

 まさかここで入れてくるとは・・・完全に不意打ちで、やられた!やられた!って、震えるほど感動するとはこの事かっ!てね。あまりの衝撃におもわず嗚咽を漏らして泣いてしまいました。(隣の人ごめんなさい)

 もう完全に白旗ですよ。泣ければ良い映画ってわけじゃないけど、1期2期を見て総集編を見に来てくれたファンに対するご褒美ですよね。

 TV版とどちらが優れているとかじゃなくて、TV版見た人にはもっと感動できるようにしてくれた。こんなに嬉しい作品ってあるでしょうか。

最後に:感謝でいっぱいになる作品!


 いろいろ書きましたが、この作品が2番煎じのヤッツケ劇場版でもなければ、儲けるためのダイジェスト版でもなく、TV版を見たファンのためのサービス満点の作品だという事は、鑑賞した方のほどんどは納得してくれると思います。

自分はTV版だけだったら、あすか先輩の事を
ちゃんと理解できないまま終わっていたかもしれない。
Ⓒ武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会

 とはいえ、TV版2期を見てない人も、1期総集編を見た後なら問題なく楽しめると思います。ただ、次回新作の『みぞれと希美の物語』も合わせて見た方がいいでしょうけど。

 それにしても、TV版を鑑賞して理解してるつもりになってましたが、まだまだ十分理解してなかったんだなぁ。サブタイトルの『届けたいメロディ』って鑑賞前はぼんやりした印象でしたが、見終わった後はすごく響くものがありますね。

 今回、TV版は復習しなかったので、どこが新しく書き起こしたシーンかわかりません。ただセリフは撮り直したのかな?中盤は久美子のモノローグで総集編っぽいつなぎもありますが1期総集編より全然違和感なかったですね

 本当に驚きと感謝の気持ちでいっぱいになる劇場版でした!来週もまた見に行きたいですね。

追伸:次回新作予告とフォトセッション


 上映後に唐突に流される『リズと青い鳥』の予告編。なんだ?って感じでしたが、これがなんと、次回新作の『みぞれと希美の物語』の正式タイトルでした!全くイメージと違う予告なのでビックリ。山田尚子監督という事で否が応でも期待が膨らんでしまいますね。4月21日公開です。(リズと青い鳥』公式サイト) 

 それと、この作品の上映前5分ほどのミニムービで『フォトセッション』のコーナーがあってスマホで写真が撮れます。実際に撮って良いのは1分くらいなので、スマホを再起動すると時間切れになる可能性があります。

1週目フォトセッションの映像
Ⓒ武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会

 自分は知ってたのに、うっかり終了してしまっていて危なかったです(笑)映像は止め絵なのでブレる心配もないので落ち着いて撮影しましょう!

公式サイト:http://anime-eupho.com
原作:武田綾乃
総監督:石原立也/監督:小川太一
脚本:花田十輝/シリーズ演出:山田尚子/色彩設計:竹田明代
制作:京都アニメーション
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