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機動戦士ガンダム THE ORIGIN II アニメ版 2 映画の感想:ちょっと地味だけど見逃せないお祭り



『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN Ⅱ』Blu-ray&DVD・CM
BandaiChannel公式配信/(C)創通・サンライズ

 いやあ、予告編はちょっと地味でしたよね。3月の第1作から半年、ジ・オリジン第2作目となる『機動戦士ガンダム THE ORIGIN II  哀しみのアルテイシア』を劇場で見てきました。 本編も地味といえば地味なのですが十分楽しめました。さすがに第1作ほどのインパクトは感じなかったですけど、その辺はシリーズ物の2作目ですからしょうがないかなと。
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※軽くネタバレ気味のレビューですのでご注意ください。とは言っても予告編でほとんどネタバレしちゃってますけどね。


揃ってきたキャラクターの魅力


 1作目に続き、セイラさん(アルテイシア)がカワイイ・・・本当キャラクターデザインが素晴らしいですね。1で見せた幼少の頃の可愛らしさを残しつつ、ファーストのセイラさんにつながる絶妙なデザイン。止め絵だと分かりにくいですが、動いている姿はかなり魅力的に描かれていましたね。退屈になりそうなシーンでも彼女の可愛らしさで引っ張って行ってくれました。

セイラさんの魅力は今作でも抜群
THE ORIGIN II 冒頭8分映像より引用
(C)創通・サンライズ(当ブログの画像引用について

 他にもミライや、幼少のアムロもちょっとだけ出ますね。ミライは育ちの良さ明晰さがすごく良く表現されていて、予告で見ると野暮ったさが目立ちますが本編ではかなりいい感じでした。
ミライさん、声も違和感なし!
予告編より (C)創通・サンライズ

 アムロは本当にオマケって感じで出ますが、この時期に並べてみるとファーストではあまり意識しなかった年齢の差がよくわかって面白いですね。そういう意味でも、単にサービスシーン以上の効果があるなと思いました。

幼少のアムロ。他のキャラクターとの年齢差がよく分かる。
予告編より (C)創通・サンライズ

ストーリーは地味目、でも意外な見せ場


 ストーリーの方は予告編に準じていて意外な展開などは期待しない方がいいのですが、あくまで3話につながる話ですから見逃せないんですよね。つまらないという事はないのですが、2話だけを映画館で見ると少々地味な感じもします。

 もちろん、試作のモビルスーツモビルワーカー 公式サイトに詳細説明)も、かなり精緻に描かれていて見ごたえありますし、平和な時代のテキサスコロニーも郷愁を誘いますね。

試作のモビルスーツ 無骨なのは理由がある
予告編より (C)創通・サンライズ

 でも、これってミノフスキー粒子の開発前の話なんですよね。そういう意味ではモビルスーツのメリットである白兵戦の意味があまりないわけで、かなりドズルの個人的な趣味に走ったプロジェクトだったのかもしれません。(詳しくないので違ってたらゴメンなさい)

リアルな白兵戦も負けずによくできている
予告編より (C)創通・サンライズ

 ただ、モビルスーツも試作品ですからあくまで模擬戦どまり。今作も戦前の話ですから人間ドラマが中心です。そんな中、テロでの白兵戦シーンがかなり良くできていて、こっちの方がむしろ見せ場になってましたね。


劇場鑑賞をおすすめするか?


 今回、映画館に見に行きましたが、皆さんもぜひ劇場へ!といえば、どうかなぁ。絵も綺麗ですしイベントとしては十分楽しめると思いますが、まあHDで見られるなら家の大型テレビやスクリーンでもいいかもしれませんね。

劇場で見るか家で見るか・・・
ちなみに上映後の3の予告編は良かった!
予告編より (C)創通・サンライズ

 とはいえ1,300円ですしね、損した気分にはならないので映画館が近い人はいいと思います。でも1時間と短尺なので時間をかけて映画館に来る人にはちょっと物足りないかも・・・。ただ、イベント上映はお祭りですからね、そういう意味では十分楽しめました。

 それに今回は11月4日からフィルムの配布なんですよね!フィルムがもらえるなら行きたいですよね・・・。

 さすがに2回行くのは結構きついから、やっぱり初日じゃなくて4日から観に行けばよかったかなぁ・・・と正直ちょっと後悔してたりして。もちろん色紙とかもらったしいいんですけどね!

 まあファンなら3回見に行けってことでしょうかね(笑)あと、上映後にIIIの予告編がやりましたがかなり良かったです。次も早く見たい!と思わせるのはさすがですね。でも次は!年2回ペースだもんなぁ、気の長い話です。年2回のお祭りですね。

機動戦士 ガンダム THE ORIGIN 公式サイト
http://www.gundam-the-origin.net

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映画『リトルウィッチアカデミア 魔法仕掛けのパレード』感想:たくさんの親子に見てもらいたい良作!

 映画『リトルウィッチアカデミア 魔法仕掛けのパレード』を見てきました。
まさに、『良質なアニメーション作品』って感じで気持ち良く見られる作品でした。子供にも安心して見せられる上に大人も楽しめる作品ですね。
※重大なネタバレのないレビューになってると思います。

映画『リトルウィッチアカデミア 魔法仕掛けのパレード』第二弾予告!より引用
(C)2015 TRIGGER/吉成曜/GOOD SMILE COMPAN
当ブログの画像引用について

 でもちゃんとTRIGGERの作品って感じの特徴があって、誤解を恐れずに言えば『もしも魔女の宅急便をTRIGGERで作ったら・・・』という作品。(でもちょっとオマージュ入ってるんじゃないかな?)

 キルラキルから毒を抜いたような・・・といえばわかりやすいかな。複雑な展開や伏線などはなく分かりやすい展開になっているので、小学校低学年でも十分楽しめると思います。

親子に勧められる作品ながらトリガーっぽさ満載
第二弾予告より(C)2015 TRIGGER/吉成曜/GOOD SMILE COMPANY

 カリカリの最新アニメ・・・というより昭和のアニメっぽい雰囲気を残した、時代を超えて親しむことのできる作品を目指している感じですね。

 アニメファン視点では、キャラの動きが素晴らしく『通好みの作品』という感じですが、本当はもっと幅広い人たちに見て欲しい作品だなと思いました。

絶対みんな大好きになるキャラ、ロッテちゃん!


 一番心に残ったのは、主役じゃないんだけど眼鏡っ娘のロッテちゃん!きっと誰でも好きになると思います。主人公のアッコに振り回されていつも苦労ばかり、でもアッコの夢を叶えてあげようと頑張る健気な子

苦労ばかりかけられるロッテちゃんには同情を禁じえない
最高に愛すべきキャラクター
第二弾予告より (C)2015 TRIGGER/吉成曜/GOOD SMILE COMPANY

 ロッテちゃんはすごく地味なキャラですが、最後まで重要な役割を与えられていて、とても気持ちよく見終えることができます。

主人公のアッコは周りと対立してばかり・・・
第二弾予告より (C)2015 TRIGGER/吉成曜/GOOD SMILE COMPANY

 対して主人公のアッコ。ホントよく動いて元気でかわいい・・・けど、それを上回るほどのウザさ(笑)自分勝手で我が強くて妥協を知らない女の子・・・。

 ヨーロッパに魔法留学した日本人少女という設定ですが、ヨーロッパのキャラクターを差し置いて日本人が一番自己主張が強いというのも面白いですね。

ハッピータイム計画をぶち上げて周りを巻き込むアッコ
自分勝手だけど周りの仲間に恵まれてる・・・
第二弾予告より (C)2015 TRIGGER/吉成曜/GOOD SMILE COMPANY

 元気なのはいいのですが、とにかく突っ走るだけの彼女を見ていると、送り出した日本の親御さんも心配してるだろうな・・・なんて思ってしまいます(笑)

独特の成り立ちの作品


 本作は文化庁委託事業の若手アニメーター育成プロジェクト『アニメミライ2013』で作られた短編アニメーション『リトル ウィッチ アカデミア』の続編という位置付けです。

 ただ、この劇場版では本編前に短編の『リトル ウィッチ アカデミア』(25分)を流す2本立てになっていますので心配いりません。仮に短編を見てなくてもそれほど問題ない気もしますね。本編は1時間くらいだと思います。

短編時代から続く3人の仲間
『3人の問題児』って言ってもアッコだけのような気も(笑)
第二弾予告より (C)2015 TRIGGER/吉成曜/GOOD SMILE COMPANY

 監督・原案・キャラクターデザイン等は吉成 曜氏。若手アニメーター育成と言っても、相当な実力派みたいですね。在籍しているTRIGGERの制作ということで絵柄もキルラキルを連想させるところがいくつもあります。

TRIGGER制作っぽいシーンが所々にあります
第二弾予告より(C)2015 TRIGGER/吉成曜/GOOD SMILE COMPANY

 劇場版はクラウドファウンディングにより資金調達がされたとのことで、EDでは世界中の出資者の名前がダ〜ッと流れました。ただ個人的にはエンディングにも、ちょっと絵を入れて作り込んで欲しかったなぁと思いました。楽曲はすごくよかったんだけど黒バックのシンプルなEDだったんですよね。

2週間限定!上映館少ない・・・もったいない!


 商業的にはある意味地味ですし、円盤販売が主でしょうから仕方ありませんが上映館が少ない!埼玉は1カ所のみ。しかもららぽーと富士見という、かなり行きにくいところ。しかも2週間限定公開。

 どうしようかなぁ・・・とかなり迷いましたが、自営業の裏技『そっち方面に予定を入れる』を駆使して平日昼間に行ってきました。(なんと最終回が昼間の1時台!夜はやってないのです)

 当然のことながらガラガラで、アニメ通っぽい人ばかりで、子供はいませんでしたね。

映画『リトルウィッチアカデミア 魔法仕掛けのパレード』第二弾予告!
(C)2015 TRIGGER/吉成曜/GOOD SMILE COMPANY

 深夜アニメとはかなり趣が違いますが、アニメ通の人が楽しむだけではもったいない!子供も楽しめるとはいえ、クレヨンしんちゃんポケモンとは違う、またジブリ作品とも違う、本当に・・・なんというか『日本のアニメーション』って感じの良作。

 作品を見ながら、このスクリーンに親子連れが一杯いたら良いのになぁ・・・と思いました。もっと子供たちにも見てもらいたい作品ですね。

 ところでTRIGGERのロゴって劇場で見ると本当にカッコイイですね!ゾクゾクしました。



<追記>あと、アーシュラ先生/シャイニィシャリオ役の声優さんは、タッチの浅倉南役をやっていた日高のり子さんなんですよね。40代的にはかなりグッとしてしまうのですが。

映画『リトルウィッチアカデミア 魔法仕掛けのパレード』公式サイト
監督・原案・キャラクターデザイン・作画監督 :吉成曜
脚本:大塚雅彦(第1章)/島田満(第2章)
美術監督:金子雄司/色彩設計:垣田由紀子
アニメーション制作:TRIGGER

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アニメ おそ松さん 1話感想:常軌を逸した掴みは赤塚不二夫へのリスペクトで溢れていた

 久しぶりに涙出るほど笑いました、もうホントに下らないの一言。でも同時に、赤塚不二夫へのリスペクトに溢れていて笑いながら感動してしまいました。

 深夜アニメは1話のつかみが大切とはいえ、ここまでメチャクチャにぶっ込んできた作品ってあったでしょうか?まさか、こういう展開させるとは想像していませんでした。ギャグ漫画の王様『赤塚不二夫』生誕80年の名に恥じない、リミッターの外れた過激な1話になっていましたね。

予告編はこんな感じだったのに・・・
TVアニメ「おそ松さん」第2弾PV aves pictures 公式配信
©赤塚不二夫/おそ松さん製作委員会

予告編すらブッチ切る予想外の掴み


 ちなみに私の世代、40代前半というのは、元作品の『おそ松くん』はリアルタイムはもちろん、再放送でも見ていない世代です。それだけ古い作品ですからね、誰に向けて、どういう構成にするのか?けっこうでしたよね。

 昔のアニメ作品のその後の話・・・なんていうと、まあだいたい想像できますよね。最近だと『ど根性ガエル』のリバイバルドラマありましたね。子供の頃は無邪気でよかったけど、大人になったら現実が大変で・・・なんて話。まあ、そんな感じかなと・・・。

大人になったおそ松くん・・・くらいのイメージしかなかった
TVアニメ「おそ松さん」第2弾PVより画像引用©赤塚不二夫/おそ松さん製作委員会

 予告編を見ると、さすがにお涙頂戴ではなさそうですが・・・ちょっと地味かなぁという感想。でもまあ、面白そうなので録画して気楽な気分で見ました。

 しかし・・・まさかね。1話で本編とあれほど無関係というか、無軌道に展開させるとは!度肝を抜かれました。まあパロディと言ってしまえばそれまでなのですが、素直に爆笑。『てーきゅう』や『銀魂※ が笑える人なら絶対ツボにはまるでしょうね。40代で最近のアニメも知っている人ならなおさらです。
※監督は銀魂’の藤田陽一氏(やっぱりな・・・)

常軌を逸した無軌道パロディ


よくできた冒頭のオリジナル白黒場面
ここだけでも掴みとしては十分楽しめた
おそ松さん 第1話(ニコニコ動画)より画像引用©赤塚不二夫/おそ松さん製作委員会

 正直冒頭の白黒アニメの段階で、掴みとしては十分に面白かったんですよね。財津一郎の『キビシ〜ッ!』のギャグも、リアルタイム世代じゃありませんが、3周くらいまわって逆に面白い。それで、その後は予告編通りの展開になるかと思いきや・・・。

白黒画面から一変、歌舞伎のように鮮やかな場面転換に感動
思いつく限りぶっ込んで来る過激なパロディの連続
おそ松さん 第1話(ニコニコ動画)より画像引用
©赤塚不二夫/おそ松さん製作委員会

 まさかねぇ〜そう来たか!あまりに鮮やかでここで感動してしまいましたよ。しかも、出オチで終わらないパロディに次ぐパロディ・・・さらに『1周して面白い』的なギャグも遠慮なく連打。3分アニメの『てーきゅう』が20分続くと言ったら分かるでしょうか?息できなくなるっつうの。所々に入れてくる昔のギャグもホントいい味出してます。

 かなりハイコンテクストなので、昔のギャグも聞いたことある一方、最近のアニメも一通り知ってるという人が最高に楽しめるのは間違いありません。その辺はかなり遠慮なくやってるので万人に楽しいかどうかは分からないんですけどね。そういう意味でも配慮なしで好き勝手にやってる感じです。

 少なくとも自分には猛烈に楽しめました。そういう遠慮のない前のめりな感じこそが、赤塚不二夫に対する最高の賛辞になっていると思うんですよね。ギャグっていうのは時代性から逃れられないですから、むかし流行ったギャグ作品は、今見ても同じ面白さは感じないわけです。

赤塚不二夫へのリスペクトを感じる無茶苦茶ぶり
おそ松さん 第1話(ニコニコ動画)より画像引用
©赤塚不二夫/おそ松さん製作委員会

 今回の1話も、はっきり言えば今しか笑えないかもしれない。でも今笑えるならそれでいいという徹底した姿勢に感動しました。

たった30秒の本編


昭和アニソン風の楽曲とポップで良く動くOPはかなりの良作
おそ松さん 第1話(ニコニコ動画)より画像引用
©赤塚不二夫/おそ松さん製作委員会
今回もう一つ驚いたのは、OP/EDのあつかい。上記のパロディ1話が終わってオープニングになりました。最近の作品には良くありますよね、1話のみOPをEDに使うという変則的な構成。

エピローグ的なやつかと思ったら・・・構成まで無茶苦茶。
おそ松さん 第1話(ニコニコ動画)より画像引用
©赤塚不二夫/おそ松さん製作委員会

 OPが終わって予告的なやつかな?と思ったら・・・まさかの本編扱い!たった30秒でエンディングが始まりました。ほとんど連続でOPEDを流すって・・・エンディングもやるんかい!って関東人のくせに思わず突っ込んでしまいましたよ。

構成までボケを入れるのは斬新ではないだろうか
カッコイイ楽曲に実写おでんを使った非常にイケてるED。
おそ松さん 第1話(ニコニコ動画)より画像引用©赤塚不二夫/おそ松さん製作委員会

 最後に『時間が余ったので・・・』って時間調整を入れましたが、あれネタじゃなくて意外とマジかもしれないな・・・と思いました。

EDテーマソング(amazon 試聴あり)
SIX SAME FACES~今夜は最高!!!!!!~おそ松ver.(TVsize)

リバイバル・リメーク作品が勢揃いの今季


 今季(2015秋)は『進撃!巨人中学校』・『DD北斗の拳イチゴ味+』・『ヤングブラックジャック』・『ルパン三世』新シリーズと、驚くほどリバイバル作品が揃っています。

 比べてみると楽しいですね。原作コミックが人気の『進撃!巨人中学校』は、さすが1話のつかみは素晴らしかったです。また『ルパン三世』は評判通り10年来の不満を一気に吹き飛ばす快作になっています。

 そんな中で、始まる前から地味さを払しょくできなかった『おそ松さん』まさかの1話の超展開は、つかみという意味では間違いなくナンバーワンでした!


【ニコニコ動画】おそ松さん 第1話(公式配信)

追記:1話がお蔵入りとなりました!(【重要なお知らせ】公式サイト
このアニメ終わっちゃうよ!』って壮大なフリだったのね!構成ボケに飽き足らず、1話丸ごと差し替えボケとは・・・名実ともに斬新すぎるギャグでした。
配信も11/11で終了とのことで残念!本当にレジェンドになっちゃったよ・・・笑っていいのか?どこまでネタかわからん・・・。

おそ松さん 公式サイト
原作 赤塚不二夫
監督 藤田陽一/シリーズ構成 松原秀
アニメーション制作 studioぴえろ

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映画 心が叫びたがってるんだ。 感想 :あの花にイマイチ感動できなかった人に勧めたい恋愛の名作

 あ〜見逃さなくて本当によかったですよ!
 映画「心が叫びたがってるんだ。」 (ここさけ)を劇場で見てきました。

 思い切って見に行って本当に良かったです。もう大絶賛ですよ!失礼ながら、こんなに素敵な作品だったとは思いませんでした。

 というのも、世間で大評判だった名作『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』にはイマイチ入りきれなかった自分としては、『あの花』スタッフが集結!』という宣伝は逆にちょっと引いてしまっていたからです。
(後半はネタバレのレビューとなりますのでご注意ください)

9.19公開映画『心が叫びたがってるんだ。』本予告映像より画像引用
当ブログの画像引用について
© KOKOSAKE PROJECT
YouTube aniplex 公式配信はこちら

あの花にハマれなかった人こそ見るべき作品


 『あの花』はいい作品だと思いますが、世間で言うほどハマれなかった(40のおっさんだから当然と言えば当然ですが)、そんな自分のような人には、『心が叫びたがってるんだ。』はとてもお勧めしたいです。

 しかし、いくつかのレビューを読むと・・・
誰にも感情移入できませんでしたし、作品としても好意的に捉えれば王道の青春群像劇でしたが『あの花』のような意外性はありませんでした。ゆさアニ さん レビュー記事より) 
あの花みたいに大号泣する話ではなく、青春&ちょっぴり感動です!YouTube ウォッチさん感想

 ハァ〜?オイオイ、ウソだろ?こっちは大号泣だったんですけど!『あの花』ではジンワリ感動しただけだったけど、『ここさけ』は最高に良かったんですけど!

・・・なんて悪態をつきたくなるほどスゴイ感動してしまいました(笑)いや、実のところ、ゆさアニさんを始めとするネガティブ系の感想を読んで、『あ、これは、俺にとっては面白い作品かもしれない!』って気付けたんですよね。そういう意味でも本当に感謝しています。

4人を軸にした青春群像劇でありラブストーリー
『心が叫びたがってるんだ。』本予告映像より
© KOKOSAKE PROJECT

 つまり『あの花』にそれほどハマれなかった人こそ見に行ったほうがいい!食わず嫌いで見逃すなんで絶対に損です。予告編が地味だからって気にしないでください。説教くさい成長物語なんかじゃありません。思いっきり素敵な恋愛物語です。

痛い・・・けど素敵なラブストーリー


 これは、ぜひ映画館で観るべきです。本作は映像や音楽は美しいもののそれがメインではありません。個人のホームシアターシステムでも十分楽しめるかもしれません。でもなぜ映画館なのか?それはとても、いろんな意味で『痛い』からです。 

恋する成瀬、メチャクチャわかりやすいけど、すごく良い。
映画『心が叫びたがってるんだ。』公開記念特番より
© KOKOSAKE PROJECT

 自宅で一人で見ていたら、あまりの痛さに逃げ出していたと思います。でも映画館なら逃げ出すことができません、スキップ1.3倍速にすることもできません。悶絶しながら身をよじって見ていました。でも、だから良い

 痛さが無ければ、青春も恋愛も薄っぺらい話になってしまいますよね。

良い意味で一般向けの作品


 ゆさアニさんのレビューでは、本作を『一般向け』のアニメと評していました。そこには若干ネガティブな印象を帯びているように感じました。例えばテーマソングが乃木坂46だったりする所ですね。そこは分からなくもないですが、EDを本編にかぶせないことで違和感は最小限に抑えられていたと思います。

 しかし、『生々しい』というセリフ廻しは、私はことごとくポジティブに感じました。全く違和感なく没入できたんですよね。キャラクターデザインもデフォルメを抑えめにして、萌え要素を保ちつつも、オタクアレルギーを抑える事に成功していると思います。

成瀬のかわいさは特筆に価するが、一般人にも受け入れやすいデザインになっている
『心が叫びたがってるんだ。』本予告映像より
© KOKOSAKE PROJECT

 個人的には本作が一般向けかといえば、深夜アニメの予備知識や文脈を要求されないローコンテクストという意味でなら一般向けだと思います。でも分かりやすくするために物語が浅いかというと全くそんなことはないですね。

 物語の筋がシンプルであっても、心理描写話の深みが浅いとは感じませんでした。むしろそのあたりの描写を分厚く描くことに成功していると感じました。(それは君が一般人だからさ・・・と言われそうですが、ホントか?(笑)私は映画ラブライブを絶賛した人間なのだが・・・)


テキストを介して会話する成瀬と拓実
『心が叫びたがってるんだ。』本予告映像より
© KOKOSAKE PROJECT

 でも、だったら実写ドラマでいいのでは?と言われれば、アニメじゃなければ表現できない作品だと断言したいです。

 劇中では、ミュージカルについて『言いにくい言葉も歌にすると言える』という意味のセリフがありますが、同じようにアニメでこそ表現できる手法で実現した作品だと思います。

 この作品は実写にすると痛くなりすぎてバランスを欠いてしまうんです。特に成瀬順はアニメで声優さんが演じる以外にこれを表現することは不可能だと思います。無理にやっても違う作品になってしまう。だから本作はアニメでなければ成立しない作品だと思うんですよね。
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素晴らしい出来の恋愛パート


 予告編ではわかりにくいですが、とにかく恋愛パートが秀逸の出来なんです!独立しているわけではなく物語に密接につながっているわけですが、なんかもう高校生のいい感じが出てます。

菜月と拓実の会話シーン
恋愛の絡み方がすごく良くてストーリーの芯になっている
『心が叫びたがってるんだ。』本予告映像より
© KOKOSAKE PROJECT

 青春群像劇なんですから恋愛が出てきて当然なんですが、本当よくできてるなと思うので、予告編でそれがイマイチ主張されていないのは残念。予告編だとかわいそうな女の子の成長物語かなぁ?と勘違いしてたのですが、文科省推薦みたいな説教臭さは全くありませんね。冒頭からラブホの風景が出てくるくらいですからね(笑)

(次章よりネタバレありますのでご注意ください)

そして一番こころ動かされたセリフ

冒頭のラブホシーンがクライマックスに繋がる
皮肉にも子供の頃の夢だった王子様との逢瀬を果たす
『心が叫びたがってるんだ。』本予告映像より
© KOKOSAKE PROJECT

 名シーンはたくさんありますが、一番心に残ったのはやっぱりクライマックス。ラブホのシーンですね。成瀬が拓実に向かって、これまでの彼女からは想像もつかない罵詈雑言を浴びせた末、最後に告白をします・・・。

 彼は、その場を取り繕う事もなく、ごまかさずに「好きな人がいる」と伝え・・・そして成瀬が最後に一言、ちょっと笑顔で・・・。

 『うん、知ってたよ。

 このセリフの力がすごすぎて・・・が止まらなくて・・・しばらくスクリーンをまともに見ることができませんでした。もちろん立ち聞きしていたから知っていた、ということなんですが、このセリフに込められた想いは単にそれだけじゃないよね。

 知ってた・・・けど『言ったよ』という事・・・。

 言葉の持つ恐ろしさから声を出せなくなった彼女の心、そこから解放されると同時に、誰のせいにもできなくなった彼女。どんな傷つける言葉でも、すべて受け止めてくれるという拓実に、何もかもぶちまけて、そして最後に残った一番言いたかった言葉

孤独だが波風のない世界から引き出してくれた拓実たち
でも自分も相手も傷つくことは避けられない
『心が叫びたがってるんだ。』本予告映像より
© KOKOSAKE PROJECT

 拓実のおかげでここまで来て、今の自分がいて、そして、自分のことを大切に思っていてくれていると思っていて・・・でもそれが、激しい落胆怒り喪失感に変わり、混乱した自分を、それでも最後まで支えてくれようとする拓実

 その二人の関係に、自らケリをつけるための覚悟の告白。拓実の優しさと、誠実さと、そして・・・どうしようもない現実。そのすべてを含んだ『知ってたよ』

 その悲しみと切なさが凝縮されたセリフに、一気に感情を揺り動かされてしまいました。こんな切ない告白シーン・・・これを見るだけでもこの映画の価値を感じたし、ここで感動するためには、観客も逃げずにしっかり見ていないとダメなわけです。
※ご指摘によりセリフの一部を訂正しました(感謝です)

どうしようもない現実を前に告白する
『心が叫びたがってるんだ。』本予告映像より
© KOKOSAKE PROJECT

 しかしあの罵詈雑言によって、キャラクターの厚みが全然変わりましたね。かわいくて可愛そうな女の子という薄っぺらいキャラクターではなく、自分勝手に怒りもするし欲望もあれば妬み嫉みもある・・・未熟かもしれないけど、普通の人間らしい、分厚い感情を持ったキャラクターが表現されたと思うんです。
 

ラストの賛否両論


 野球部の大樹が告白するラストシーン。その唐突さには賛否両論あるようですが、個人的には素敵なハッピーエンドだと思います。でも、それは単に成瀬が救われるから、という意味ではありません。

野球部エースだった大樹
『心が叫びたがってるんだ。』本予告映像より
© KOKOSAKE PROJECT

 成瀬と大樹がうまくいくかどうかなんてわかりません。それどころか、菜月と拓実を見て嫉妬してうまくいかなくなりそうです。じゃあどうしてハッピーエンドだと思うのか。

 将来のことなんてわからないけど、ああいう経験すべてが、将来の彼女にとって最高の宝物になるんだろうなと確信するからです。痛みも喜びもすべて通過点。それが青春ですもんね。だからあの結末はすごくポジティブに感じました。

 ハッピーエンドの後も人生はずっと続く。だからその後の結末は重要じゃなくて、ああいう経験をしていること自体がハッピーエンドだと思うわけです。

痛みも喜びもすべて通過点
『心が叫びたがってるんだ。』本予告映像より
© KOKOSAKE PROJECT

 まあ、自分が高校生だったらそんな悠長なこと言ってられないでしょうけどね。どうだろう、かなりモヤったかも。そういう意味でも、あの花では世代的に入れなかったアラフォー世代にも楽しめる作品じゃないかな、と思いました。

 もう、最高でしたよ!あー本当に見逃さなくてよかった!ちなみに一緒に見た奥さんは一般人ですけど、楽しめてたみたいです。でも、俺の方がもっと楽しんでたかも(笑)

追記:2度目の感想を書きました、よかったら読んでください。まさか、2度目の方がもっと感動してしまうとは・・・。
(2度目の感想)「心が叫びたがってるんだ。」ここさけ 2度目の感想 :どうしても絶賛してしまうラブストーリー - アニメとスピーカーと‥‥
追記2:3度目の感想を書きました。しつこくてスミマセンが、よかったら読んでください。
(3度目の感想)心が叫びたがってるんだ。3度目の感想 ここさけ:歌詞とセリフの繋がりに驚き、星空に感動! - アニメとスピーカーと‥ 

(参考)ゆさアニ:『心が叫びたがってるんだ(ここさけ)』感想・ネタバレ あの花ほどのファンタジー性は無く、良くも悪くも王道の青春群像劇。(ネガティブ系)
(参考)きままに生きる 〜映画と旅行と、時々イヤホン〜:心が叫びたがってるんだ。 感想(中間系)
(参考)徒然もの書きぱん:アニメ映画『心が叫びたがってるんだ。』の感想と考察 ~想いは言葉にしなくても重い~(肯定系)
(参考)りっころぐ:【映画】心が叫びたがってるんだ。(ここさけ) 初日観てきた【感想】(女性視点:肯定系)
(参考)26歳無職くん:映画『心が叫びたがってるんだ。』がなかなかの良作でした。『あの花』より好きです(肯定系:玉子と王子の考察が詳しい)

映画『心が叫びたがってるんだ。』公式サイト
オリジナルアニメ作品/119分
監督:長井龍雪/脚本:岡田麿里/制作:A-1 Pictures

他の『アニメ』の記事を読む
『スピーカー』『オーディオ・ビデオ』『備忘録・Mac・その他』『生活』
当ブログの引用画像について法律上の扱いについての説明

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