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かの巨匠、宮崎駿監督が語ったと噂される(実際は言っていない説もある)、『女性声優は○○の声〜』って言葉。まあその是非はおいておいても『究極に作り込まれた可愛らしさ』という意味ではすごいね。
○○どころか、酒も飲めないのでお姉さんのいる飲み屋すら行った事ないんだけど、あんな声で接客してくれたら楽しいかもね。現実は多分違うんだろうけど・・・。
それにしても、男性から見た『カワイイ』という感情を刺激するために極端に研ぎすまされ進化したものが現在の萌え系なんだろうな。以前萌えに理解が浅かった頃は萌えに種類がある事すら理解できなかったけど、今なら少しわかる。好きな萌えとそうでもない萌えがある。これは完全に好みであって、萌え自体を理解できていなかった頃、萌え系を一緒くたにして否定していた感覚とは違うね。
でもそれを理解するには慣れ(調教とも言う)が必要なんだよね。ある意味極端に先鋭化した『かわいさ』は、一般の感覚から遊離してしまう。どんなアートにも言える事だと思うけど、常に斬新さを狙って改良を加えていくと初心者には理解不能になる。
極端に映って入りにくいし、文脈を理解していないと楽しめない。現代美術なんかはその最たる物だろうし、その作品をみて「意味わかんない、ヘタクソ」なんて言うのは勝手だけど、自分の教養の無さに無自覚なだけだ。
もちろん深夜アニメが高尚な芸術だと言うつもりは無いけど歌舞伎をみてごらんよ。昔は庶民の娯楽として人気と斬新さを競い規制の目をかいくぐりながら進化していった結果、はっきり言って初心者には『?』って所がたくさんある。
隈取りやカツラなどの極端なデザイン、リアリティーを無視したようなかぶり物。歌舞伎が芸術だと知らない人からみたら、何じゃあれ?って言いたくなる物が多い。でもそんな事言ったら日本人としては無教養の誹りは免れないよね。話がこま切れなのも、明らかに『わかってる人向け』なわけだ。
まあ、思いっきり自己弁護ですけどね。いい歳してこんなモノ見てって言う人の目をそらすためのいい訳です、はい。
とまあ、ここまで書いておきながらなんだけど、なんとまだ1話しか見ていなかったりする。しかも、実はこれを書いている時点ですでにTV本編は終了している。おいおい、1話しか見てないくせに何を長々語ってんだって話だけど、これはEDのレビューである。
本編は日常系の百合アニメ(だと思う)なんだけど、EDは子供じみた2頭身キャラがいかにも声優って声で歌う(一見)清純な恋の歌。ただしサビの直前、合いの手の「らぁぶゆぅ」(Love youらしい)に完全にヤラレました。
理屈抜きに感覚を打ち抜いてくるすごさ。心の壁は打ち砕かれ、力が抜けてすべて身を任せたくなる。自分がおっさんだという事を忘れて、もう一緒に手をつないで踊りだしたくなる不思議。
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”この広い世界で 会えた奇跡 特別なの あなたじゃないと ダメだから”(Kiss(and)Love 歌詞より引用)
こんなド直球で、けがれの無い言葉。本当はこういうの大好きだったじゃない。斜に構えてすっかりスレて動脈硬化で固くなった心を、「らぁぶゆぅ」が柔らかくしてくれる気がした、なんつって(笑)
なぜ本編を見ていないのかと言えば、知ってる人は自明だが、内容がアレなので・・・過激な話ではないけどさ、まあ奥さんの前では見にくい訳ですよ。別に禁止されている訳じゃないんよ。ただ、これ見てる自分を見られるのが落ち着かないというか・・・きっと無意識にニヤニヤしちゃいそうだし、いい歳したオッサンがねぇ、それはやっぱり恥ずかしい訳で・・・。
TBS 桜Trick 公式サイト
http://www.tbs.co.jp/anime/sakura/
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