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劇場版 境界の彼方 -I’LL BE HERE- 未来篇の感想:これが本当の最終回!


 『境界の彼方』が劇場版になると聞いた時、一体どういう話にするつもりなんだろう?と想像もできませんでした。確かに疑問は沢山残るTVシリーズでしたので2クールで詳しくやって欲しかったなと思っていました。

 最終回の戦いのシーンなんて劇場で映えそうでしたもんね。だからTV版を膨らませる総集編でも十分見たいと思ってましたが・・・続編って?一体こここからどう展開させるわけ?と疑問に思っていました。

 しかし、今、未来編を見た後は、そんな疑問はすっかり吹き飛びました。続編でもなんでもない!これこそが本当の最終回なんだと。

(参考)劇場版 境界の彼方 -I’LL BE HERE- 過去編 感想:総集編ではなく未来編へのプロローグ! - アニメとスピーカーと‥‥

 上記、過去篇に続く未来篇のレビューです。

 ※予告編以上の詳しいネタバレは出来るだけ避けていますが未見の方はご注意下さい。
※2回目(2週目)視聴の感想をラストに追記しました。

2日目でも満席続きの大盛況


 初日は都合が付かず2日目に行きました。劇場は本当に混雑していて、1時間前なのに満席で席が取れないなんて久しぶりに見ましたよ。MOVIXさいたま、GWとはいえ、ちょっと部屋小さすぎるよ・・・まだ2日目なんだからさぁ。前売り券なのでネット予約ができず夜の回まで待つはめに・・・。

 そうしたら入場特典のコースターもらえないし・・・もうがっかり。やっぱり朝早く起きていくべきだったな・・・もしくは、昨日の夜に眠くても行けば良かったと後悔しきりでした。

 そんなに待っても座席は前から3列目という劣悪な席!センターは取ったものの、見上げるのでスクリーンが台形に見えますよ。あまりに近すぎて画素のドットまで視認できるし。映画館で画素まで見えるの初めてだよ・・・とほほ。

 まあ、そんな残念な席でしたが、部屋に合わせてスクリーンも小さめなのが幸いして、前方とはいえ視野からはみ出ることはありませんでした。視野一杯で映える場面が多かったので後ろ過ぎるよりは前の方が良いかもしれませんね。

夜桜のシーンは本当に美しくて


 予告編から期待していた桜のシーン。夜桜のシーンなんですが、本当に、想像以上にキレイでした。ああ、もっと、じっくり見ていたい・・・というくらい、桜の景色と栗山さんの笑顔が素敵で・・・でもその笑顔の内側には、実は哀しみと不安が入り交じっていた事がわかります。

 実は私が一番感動したのはここのシーンだったりします。ピントの揺れる効果を積極的に使っていましたね、心の揺れを演出していたように感じました。
印象的な夜桜のシーン
『劇場版 境界の彼方 -I'LL BE HERE-』予告篇 KyoaniChannel より引用
(C) 鳥居なごむ・京都アニメーション/境界の彼方製作委員会

 ちょっと期待していた栗山さんと秋人の普通のカップルシーンというのは、実はほとんど無かったんです。ただ、秋人と二人で歩くシーンで、栗山さんのホッとしたような、ちょっとうれしそうな、でも心の奥には諦めがあるような・・・そんな複雑な表情がすばらしいです。
ちょとうれしそうな、でも覚悟したような複雑な表情
『劇場版 境界の彼方 -I'LL BE HERE-』予告篇 第2弾 KyoaniChannel より引用
(C) 鳥居なごむ・京都アニメーション/境界の彼方製作委員会

 緻密に表情を書き込むシーンとデフォルメするシーンのメリハリがはっきりしているのは本作の特徴ですね。ここぞと言う時の、緻密な表情、ダイナミックな動きが映えます。特に後半の剣の動きはハッとさせられました。

となりの女の子が号泣・・・


 今回いわゆるシリアス展開です。京アニでシリアス展開だと、ちょっと受け付けない人もいらっしゃるようですが、個人的には大好物。『中二病でも恋がしたい!』のシリアス展開も大評価してました。特に本作ではこういう展開が見たかった!とTVシリーズの頃から思っていたんですよね。

いわゆるシリアス展開 しかもかなり重いやつ
『劇場版 境界の彼方 -I'LL BE HERE-』予告篇 第2弾 KyoaniChannel より引用
(C) 鳥居なごむ・京都アニメーション/境界の彼方製作委員会

 たまたま隣席が父娘の親子。アニメ好きらしい小中学生くらい?の女の子は嗚咽をもらして涙が止まらない様子でした。何度も何度も目を覆っているようでした。

 さすがに年代も違うので(隣のお父さんと近いし・・)自分は同じ所で号泣とはいかないですが、製作陣が想定しているファンの心にはしっかり届いているようでしたよ。ストレートに愛と絆を表現している分かりやすさ。その辺が良いのかな。ほんと若い人がいっぱいの客席でした。

おどろきの全キャラ大活躍!


 過去編では栗山さんと秋人に焦点を絞った結果、その他のキャラの詳細はかなり省略されました。他のキャラのファンには少し物足りない所もあったと思います。

 でも未来編は違います!たった89分なのに、全キャラがしっかりと役割を与えられ活躍するのには本当に驚きました。本当に全キャラなんです!あのキャラも、このキャラも・・・この短時間にあれだけ入れ込むってすごくないですか?

 ちまたで影の主役では?と話題になっている博臣(ひろおみ)先輩の活躍は、もちろん素晴らしかったですね。過去編では喰い足りなかった美月もたっぷり毒を吐きます。(もちろん活躍も一杯します)

 でも個人的に注目したのは秋人の母親の弥生さん!TV本編のときから、この人はただ者じゃないと思っていたんですよ。でもTV版ではイマイチ重要性が発揮されず、ちょっとキワモノイメージで終わったのが気になってました。

秋人の母、弥生さんも未来編では重要な役割
『劇場版 境界の彼方 -I'LL BE HERE-』予告篇 KyoaniChannel より引用
(C) 鳥居なごむ・京都アニメーション/境界の彼方製作委員会

 しかし、未来編では重要な役割を担い、かつその正体も仄めかされます。弥生さんやっぱ良いわ〜。思った通り只者ではなかったです。もちろんキワモノキャラも健在ですよ。

幾重にも重なった愛と絆のストーリー


 未来編では愛と絆というキーワードが、栗山さんと秋人の関係だけでなく、幾重にも重なって掛かってきます。

 まさに、過去編と合わせて1本の作品となる作りです。未来編を見るともう一度、過去編から通しで見たいなぁと感じます。
『石立監督も「劇場版アニメ化はまったく予定になかった」と語る』
境界の彼方 : 伝えたいのは“つなぐ愛” 京アニ石立監督に聞く- MANTAN WEB より引用

 石立監督のインタビューによると、続編は考えてなかったらしいですが、それが信じられないほど綺麗にまとまった劇場版。続編というよりも未来編によって完成されたような感じがします。伏線の回収も見事。まるで未来編ありきで作ったと思えるほど自然な流れでした。
『普遍的で地域・時代を問わず語られている大きなテーマなので、「素直に分かりやすく描くことに不安もあった」が、完成した今は「素直につないで良かったと思っています」と笑顔で振り返る。』
境界の彼方 : 伝えたいのは“つなぐ愛” 京アニ石立監督に聞く- MANTAN WEB より引用

 インタビューの様に、確かにストーリー自体は王道的な展開かもしれないけれど、難解にしない事で力強いメッセージが伝わったと思いました。

 境界の彼方という作品は、個人的にはこの劇場版2本が本編だと言いたくなるほどです。TV版はむしろ捕足のサイドストーリーのような、そのくらい劇場版の完成度は高いと感じました。(TV版が劣るという意味ではありませんよ、念のため!TV版には他に無い独特の味があって、そこが好きでした)

 TV版しか見ていない人が未来編から見ても、もちろん問題はないと思います。でも二人に焦点を当てた過去編を見る事で、TV版とは違う視点の切り替えが出来るのでやはり過去編から見たい所ですね。2本で3時間って本当にちょうど良いし。
※過去篇のBD/DVD情報は『過去編の感想』の文末にまとめました。


『会いたかった空』のフルコーラス!


 当ブログでは注目しているオープニングとエンディング。OPは無く(本編リード部分でのクレジット表示)EDは『会いたかった空』のたっぷりフルコーラスでしたね。

 『会いたかった空』が本編で使われる事を期待はしていました。でもインストのサントラ楽曲がかなり良くて不満はありませんでしたね。EDでフルコーラスで使うのは良かったと思います。やっぱりフルコーラスだといいよね。大団円のストーリーだからこそ、しっかり余韻に浸れました

茅原実里『劇場版 境界の彼方 -I’LL BE HERE- 未来篇』主題歌 
「会いたかった空」MUSIC VIDEO FULL  Lantis Channel 公式配信 

 ところでEDに入る直前。栗山さんと秋人のラストシーンからプツリと暗転してEDに入ったときは、えっ、ちょっとブツ切れじゃない?もうちょっと余韻を残してよ〜と正直不満でした。でもエンドクレジット終了後、あのカットがあるからなんですね〜。

 あのシーン、今までだったら秋人が言って栗山さんが「なななな、なに言ってるんですかっ・・・先輩っ!」ってどもりそうなシーンですよね。それが逆転することで二人の関係が本当に新しいものになったんだと印象づけられました。

 まあ、ED途中に帰る人なんていないと思いますが、最後にお楽しみがあるんで、未見の方はお気をつけ下さいね。

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エンディング・・・そして本当の最終回


 そして今回のED映像、黒バックだけだった過去編と違い、回想シーンを繋いだ映像つきです。一見よくあるエンディングですが・・・でも気付いてしまったんです。ああ、そうか。これで、本当の最終回なんだな・・・と。

 2013年から足掛け3年。無いと思っていた映画化発表で楽しみにしていた日々。そしてとうとう未来編の公開。でも今日はお祭りであると同時にお別れの日。もう次回は無い。これでおしまいなんだなぁ・・・と、回想シーンを見ていると急に感傷的な気分になってしまいました。

 このトシですからね、人生に影響を与えるようなインパクトがあるわけではないです。でも綺麗に着地した素敵な作品。きっと20代では気恥ずかしくて向き合えなかったかもしれない作品。40過ぎた今なら素直に楽しめます

 自分に向けられた作品ではないのかもしれないけど、TV版も含めて3年間、とても楽しかったです。スタッフの皆さんにはありがとうと言いたいですね。

 でも本当は、隣の女の子のように思いっきり号泣したいなぁと、みずみずしい感受性がちょっとうらやましかったりもしました。

 今回は都合で奥さんは見に行けなかったんですが、改めて一緒に見に行くつもりです。今度こそ中央の良い席で、もちろん入場者プレゼントも必ず入手して。

 その際はまた追記します。(下に追記しました)

『劇場版 境界の彼方 -I'LL BE HERE-』予告篇 第2弾 
KyoaniChannel 公式配信 

追記:2週目を見に行きました


 2週目とはいえプレゼント2弾の初日だけあってほぼ満員状態。1週目の時より普通の高校生グループがいっぱい来ていて40代は浮いちゃいますね。ホント半分くらい女性だし京アニらしい客層でした。女子高生なんかは泣いたりしてましたが、男子グループなんかは感動しても恥ずかしくて困りそうですね。

 今回も小さな部屋だったけど前寄り中央ベストな席を確保。とはいえ2回目だからちょっと飽きるかな〜と心配していました。ところが、筋が分かっている分かえって集中して見る事が出来ましたよ。1回目より感動してしまいましたね。

 1回目はイマイチ理解できていない部分があったし、ちょっと気恥ずかしさが強かったりしたんですよね。2回目はその辺がスッキリしてリラックスできた分、素直に物語に入り込む事が出来ました。

 特に後半のクライマックス部分とラストのハッピーエンドは、1回目よりずっと素直に感動できました。ああ良かった〜。

 89分に一杯盛り込んだ、かなり熱量の高い作品ですので見る方も結構エネルギー使うんですよね。一緒に見に行った奥さんも結構消耗していたようですが、後半でかなり感動していたようです。お気に入りキャラの美月の活躍も高評価でした。

 2回目みて思ったのは、秋人って本当に『死なない』以外の力がなくて、図らずも周りに迷惑をかける存在で不遇だよなぁと。それが栗山さんを守れないという自信の無さとなって、真実を知らせないという行動に繋がっているのかなと思いました。

 見ていると秋人に対して歯がゆいというか、真実を話して栗山さんと向き合わないからあんな事になるんじゃないかぁと思ったりします。でも石立監督のインタビューにあるように、これが『雨が降らなければ何も固まらない』(下記より引用)って事なんでしょうね。

『境界の彼方』はハッピーエンドに!石立監督が詰め込んだ「京アニ」イズム - シネマトゥデイ

 あと、本稿ではEDが回想シーンと書いていましたが、回想ではなくてエピローグでしたね。楽曲の前半でエピローグシーン、後半で黒バックのスタッフロールという構成は気分を整理できて良かったです。しっかりと余韻を楽しめる作りだと思いました。

 同じく本稿で、秋人の母の弥生さんについて書きましたが、言うほど活躍してなかったですね(笑)でも妙に印象に残ったんだよなぁ。結構お気に入りキャラってこともあるけど、なんか主人公達より年代が近いから共感してしまったのかもしれませんね。

 2回目も非常に楽しめる作品でした。


公式サイト 劇場版 境界の彼方 -I’LL BE HERE- 
http://anime-kyokai.com

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amazon MP3ストアの『試聴音源』は音が悪い問題

こんなツイートをしたのですが・・・

 AmazonでもiTunesみたいに音楽データのダウンロード販売しているのは知ってますか?Amazonデジタルミュージック用のクーポンをもらったので、ちょっと買ってみようと思ったんです。

 でも『試聴』をした瞬間に・・・あれ?なんかイマイチな音質?

    

 たとえば、花澤香菜さんの『君がいなくちゃだめなんだ

  iTunesで試聴した後にamazonで視聴すると、出だしから少しシャリシャリした圧縮音。まあ、プレビュー版としては聞けなくは無いけど・・・実際に買ったデータもこの音だったらやだなぁという感想です。AmazonMP3ストアの音質ってどうなの?と思って調べてみました。

【追記】2018年現在は最近の楽曲については試聴版も通常の音質になっている感じです。詳しくは文末にまとめました。

2015年の音楽配信状況(ローレゾ版)


 楽曲データの販売って言うとAppleのiTunesストアか、SonyのMora(モーラ)が有名ですよね。AmazonのMP3ストアはそれに比べるとちょっと地味です。

販売しているデータのビットレートは次の通り

  • mora (Label Gate/SONY) : AAC-LC 320kbps
  • iTunes Store (Apple )  : 256kbps AAC
  • Amazon MP3 ストア    : 可変 256kbps MP3

 スペック上はmoraが一番良いですね。320kbpsと頭ひとつ抜けています。320kbpsあれば圧縮音源としては文句無いですよね。それに、いつの間にかMacやiOS端末でも普通に再生できるようになってたみたいです。昔は一手間かけなきゃいけなくて面倒だった気が・・・。

 AmazonだけがMP3フォーマットです。MP3って言っても256kbpsですからね。昔は128kbpsで聞いてましたもんね。それに比べれば十分マトモな音質が期待できるはずなんだよなぁ。

 MP3にせよAACにせよ、256kbps以上になると結構しっかり聞き比べないとわからないレベル。WAVなど無圧縮ファイルとの違いなら分かりそうだけど、もしブラインドテストで上記3種を聞き分けろって言われても自信は無いかも・・・面白そうだけどね。

 まあ、その位のレベルの音質が期待できる訳で。amazonのプレビュー音質は明らかに数字より音質が悪いです。128kbps以下か、ヘタすれば64kbpsかも・・・って印象です。

CDのプレビュー(試聴版)の音質は?


 そこで冒頭のツイートだったんですが、オーディオマニアのフォロアーの人はAmazon MP3なんて興味はないよねぇ。まあ、特に意見はありませんでした。

 そういえばCD版のプレビューはどうなんだろう?と思って聞いてみました。

 う〜ん、よくわからない・・・。そもそもMP3ストアとは試聴のボリューム設定が違うみたい。CDの試聴の方が落ち着いた感じに聞こえるけど、どちらも変わらないかな?。

 試聴データなのでどちらも当然圧縮データだろうけど、MP3ストアの試聴データと同一データか?と言われると自信ないなぁ。
 
 でもどちらも、iTunesの試聴に比べると圧縮ノイズを感じるのは同じです。

Amazon MP3を買ってみた!


 ここまで試聴して、さすがにこの音質で販売する事は無いだろうと思い購入してみました。(クーポンもあったし・・・)1曲だとあれなんで、2曲買いました。

 結論から言えば、購入したデータは試聴音源とは別データでした。安心して買ってもらって大丈夫です!期待通りのMP3 256kpbsの音です。(期待以上とは言わない)明らかにプレビュー音質とは違いますし、iTunesの試聴と聞き比べても遜色ありませんでした。

 他の会社も含めて気になったので、各社のサポートに問い合わせてみました。

各社の試聴データと販売用データの違いを調べてみた


  • mora
    • 販売データ(AAC-LC 320kbps)
    • 試聴データAAC-LC 320kbps)
  • iTunes Store
    • 販売データ( 256kbps AAC
    • 試聴データ不明 /256kbps AACかな?
  • Amazon MP3 ストア
    • 販売データ(VBR 256kbps MP3)
    • 試聴データ別データ/詳細不明

 moraでは試聴用データもAAC-LC 320kbpsを使っているそうです。さすがにハイレゾの視聴はハイレゾデータという訳にはいかないのでAAC-LC 320kbpsを使用しているとの事でした。ハイレゾを視聴するには別音源ですが体験用データをダウンロードできるそうです。

 iTunesは、これに関する問い合わせ窓口が分からずきいていません。ただ、プレビューとの音質比較は、違いを感じるのが難しいレベルで、同じ256kbpsAACじゃないかなと思います。ただ、すこし違いを感じる時もあるので何とも言えないですね。

 AmazonMP3ストアは、カスタマーサービスより『商品ページ上で視聴できるサンプルとでは、ファイルが異なるため必ずしも同じビットレートではございません。 』との回答を頂きました。サンプルのビットレートは不明ですが本体データよりは低いのは確実ですね。

 でもこの時代にビットレート低くして容量をケチるメリットはどのくらいあるんだろうか・・・。サンプル音質が悪いとデメリットが大きいと思いますね。CD時代の名残なんだろうけど、デジタルミュージックストアに関しては販売データと同一の試聴が出来た方が良いと思います。

で、AmazonMP3の音質は?


 本当なら3社のデータを購入して比較するべきなんだろうけど・・・ネタになるとはいえ同じ曲3曲も買うのはちょっと・・・。iTunesとAmazonMP3の詳細比較は下記のページがが大変詳しいです。
S'bhuth.Blog - 続・iTunes Store と Amazon MP3 の音質比較 

 Amazonの購入データとiTunesの試聴データを聞き比べてみました(下記参照)
正直言って違いを感じるのは難しかったです。違いがあるような気もしますが、ブラインドテストしたら自信ありませんね。

 今回は無圧縮音源がないので比較できませんが『君がいなくちゃだめなんだ』では一部ひずみを感じるような箇所もありました。でもAmazon、iTunes共に同じだったので、圧縮音源のためなのか元々なのかは不明です。

 自分の貧弱な機材(と聴力)では限界があるのかもしれません。もう少し高級なヘッドホンがあればなぁ。でも良い機材使ってもトシだからダメかなぁ・・・。

試聴環境

  • 音源
    • 『君がいなくちゃだめなんだ』花澤香菜 AmazonMP3販売データ/iTunes Storeプレビュー
    • 『光るなら』Goose house AmazonMP3販売データ/iTunes Storeプレビュー
  • 再生機器
    • MacBook (Late 2009)/ USB-DAC(AKI.DAC/LPF)/iTunes 12
    • ChuMoyヘッドホンアンプ/audio-tecnica ATH-AD300

【追記】2018年現在の状況:試聴版の音質は改善したか?


 コメント欄で最近の状況について質問があったので改めて聞き直してみました。

 結論から言うと、最近発売の曲についてはMP3版(デジタルミュージック)もCD版も試聴の音質に問題はないようです

 ただ、上記で問題にしていた古い時代の試聴については、改善しているものもあれば、変わっていないものものもあるという感じでした。

 Amazonで売っている『君がいなくちゃだめなんだ 』3つのバリエーションの試聴音源と、実際に購入したダウンロード音源を聴き比べてみました。数年前に聞いた時とは試聴方法も変わっている感じですね。

  • CD版(Single, Maxi)の試聴版
    低ビットレートのデジタルノイズを強く感じる/以前と変わってない感じ/現品はすでに中古販売のみ/ブラウザ上での試聴
  • CD版(初回生産限定盤 DVD付)の試聴版
    Flash Playerでの試聴/ノイズや歪みは感じない/ただダウンロード版(256k)と比べてわずかに違いを感じる/音質自体は悪くない。
  • MP3版(amazonデジタルミュージック)の試聴版(PC/スマホ)
    パーカッションやボーカルににデジタルノイズや歪みを感じる/SingleCDの試聴版に比べるとマシかな?/でもダウンロード版に比べるとかなり悪い。
  • 【参考】MP3版(amazonデジタルミュージック)のダウンロード版 256kbpsVBR
    一般的なmp3の音質/サビの部分で若干つぶれたような印象はあるが、圧縮によるデジタルノイズではないと思う。

 改めて書くと、最近発売された楽曲については、CDも含めて十分な音質の試聴音源になっているようです。ただし、数年前の悪い音質の試聴音源は、一部改善された可能性がおあるものの、多くはそのままになっているような感じですね。

 特に昔のCDなんかは中古品しか扱っていないのでコストをかける意味もないのかもしれませんね。MP3版もあまり改善されていないのは残念ですけど。もちろん購入データの音質は問題ないのでご心配なく。

 今回は一部の曲を試聴しただけですので参考程度に考えてください。ちなみにAmazonの公式発表ではいまでもビットレトートは256kbps(VBR)のようです。


『オーディオ・ビデオ』の記事を読む
『アニメ』『スピーカー』『備忘録・Mac・その他』『生活』もどうぞ。
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中国メーカー ハイセンスの液晶テレビHS32K222を買ってみた感想


 先日の投稿で色々比較検討していた液晶テレビですが購入しました。

(参考)4万円以下の安い32型液晶テレビ(録画機能付)7機種を比較してみた 

 買ったのは・・・(タイトルでバレてるけど)ハイセンスの32インチ液晶テレビHS32K222です!JoshinWebで30,800円(送料込)さらに5年延長補償1,540円を付けました。
ハイセンスHS32K222 両脇のSPはFE103Eの自作バスレフ

『え、中国メーカーとか無いわ・・・』『結局値段かよ!』『画質にこだわりたいとか書いてたよなぁ』『愛国心とかないわけ?』などなど心の声が聞こえてきますが。

 よーく考えて決めた結果です。実機レビューの前に、まずはなぜこの機種に決めたのかと言うと・・・。


ハイセンスの液晶テレビに決めたわけ


  1. 値段が安かった
    32インチで30,800円は有名メーカーに比べると6-8千円の安さ。さらに上新電機の5年延長補償も魅力。
  2. 横から見ても見やすかった
    斜め方向から見た時の色の変化は有名メーカーと遜色ない感じだった。
  3. コントラストが高く白が鮮やかだった
    店頭で比較すると安価な競合製品の中では一つ抜けた鮮やかさで有名メーカーと比べても遜色ないと感じた。
  4. 2チューナーの裏録対応だった
    HDDレコーダーを持っているとはいえTV単独で裏番組録画が出来ないのは不便に思えた。有名メーカーで裏録対応だとワンクラス上になります。
  5. 4本足のスタンドがカッコ良かった
    競合のDXアンテナ製品と最後まで迷ったけど、ハイセンスの4本足のスタンドがカッコ良かった。スリムベゼルとあわせて美しいデザインだと思う。

 一言でいうと、安い割に画質も良くて機能も多くて見た目も良かった・・・という事です。難点はHisenseのロゴがちょっと恥ずかしいのと、長期使用の信頼性ですね。

HS32K222 実機レビュー


 ここまで書いて来てナンですが、前回書いた比較記事ではハイセンスの『HS32K220』を比較していました。でも実際に買ったのはマイナーチェンジモデル?の『HS32K222』です。

 スペック上では全く同一の製品に見えますけどね。単なる販売上の変更かもしれませんが、K220は販売終了っぽかったのと、K222が後継機種と思われるのでこちらにしました。店頭での比較はK220の話になります。


今は2チューナ対応は上記の後継機になってるみたいです。

画質:設定変更で自然な感じにできた 

 店頭と違い『スタンダードモード』が標準ですのでギラツキは抑えられた見やすい画質。ただ、そのままの設定では肌のアップでざわついた感じが気になりました。

 調整した所ノイズ低減MPEGノイズ低減をそれぞれにすることでかなり解消。眉毛がのっぺりした感じになるのも解消できます。ノイズリダクションをかけると不自然な印象になりますね。かけないと若干ノイジーになりますがこちらの方が自然で好きです。

映像設定メニュー
肌の不自然さなどは設定変更で改善できた

 アニメは液晶テレビの得意とするジャンルですが、直下型LEDが効いているのか鮮やかでキレイ。四隅がわずかに暗くなりますがあまり気にはならないです。

 また外付けレコーダーでアニメを圧縮録画した場合などMPEGノイズ低減だけ『』に設定すると結構効果あります。アニメの場合は質感が不自然にならずに効果的ですね。液晶テレビはノイズが目立ちやすいのでこの調整が個別に出来るのは助かります。

 解像度は1366×768でフルハイビジョンではありません。でも32インチですから十分な解像感。地デジの視聴では不満はありません。BDで『秒速5センチメートル』を視聴しましたが、文字に若干のジャギーを認識できる程度です。

 動画になっちゃうと劣化はわからないですね。並べて比較した訳じゃないですが。PCでの常用を考えないなら32型でフルハイビジョンは不要ですね。


音質:予想外に聴きやすい音質 

 これはかなり意外でした。薄型テレビは音質が悪いというのは一般的な認識だと思いますが格安TVですからなおさら期待していませんでした。

 でもこれが結構使えます。ハリのある中音域で結構聞きやすい。ピアノなんかもそれらしく聞かせます。高音も抜けが良く変な付帯音もありません。低音が出ないのは仕方ありませんが人の声がメインの番組なら外付けスピーカーを使わなくていいかな?と思うほどでした。

 もちろんもちろんHiFiオーディオを語れるレベルではありませんので、アニメなど気合いを入れて見る時は全く力不足です。アンプに繋いでFE-103Eから出力しますが、軽く見る時は内蔵スピーカーでも不満無いなと思いました。

ブレ・残像:ほとんど気にならない 

 昔の液晶テレビは残像が気になってイヤだったんですよね。本機は安いので倍速表示なんかありませんが十分許容範囲でした。店頭で見たときも他機種に比べて残像は少ない方だったのですが、横に流れるテロップ表示も読みやすいです。今の液晶パネルは進化してるんですね〜。

操作性:心配してたけど違和感なし 

 ここは結構心配していた所。中国製なので変な日本語が出たりとかしないかな・・・と思っていましたが、以前日本メーカーと共同開発した成果ですかね。かなり洗練されています。文字や表示も全く違和感ありません

 操作性も不満はありません。まあソニーほどは洗練されてはいませんが実家で使っている日立のWooo位の操作性ですね。今使っている三菱の古いHDDレコーダーよりはずっとモダンな操作性です。反応も良好で、チャンネル変更も1、2秒で許容範囲。番組表も見やすいし録画予約もカンタンです。

番組表の反応も問題なし


 ただしリモコンにはかなり不満が・・・!詳しくは後半で。

録画機能(再生機能):早見機能があって嬉しい! 

 1.3倍の音声付早送り(早見機能)があるのは嬉しい驚き。ホームページには記載が無かったのですが、これがあると本当に便利!諦めていたので非常にうれしかった。(再生ボタンの長押しで1.3倍速)

 録画中も再生可能で追っかけ再生もOK。だたし録画中の再生は音声付早送りは使用不可。ここはちょっと残念。

 CMカット機能はありません。最近のレコーダーはCMカットは搭載しなくなってしまいましたね。でも自動チャプター機能が標準です。CMのチャプターが自動で挿入されていますから、CMに入ったらスキップボタンで簡単に飛ばせます。チャプターの挿入タイミングはかなり精度が高いのでCM飛ばしは簡単です。

録画機能(裏録機能):やっぱり裏録は便利! 

 やはり2チューナーでよかったです。2チューナーというとW録画ができると思いがちですが、あくまでTVを見ながらの裏番組録画であって2番組同時録画はできないです。

 しかも、ウチではW録画対応のBD/HDDレコーダーも使っている。普通に考えるとW録画できないなら2チューナーの意味あるの?と思います。実は自分もそう思っていたのですが、でも実際に使ってみると2チューナーの便利さがよくわかります。

 外付けレコーダーの方はアニメなど保存を想定した録画として、TV録画の方はニュースや情報番組など見て消す番組に役割分担しました。そうすると夕飯後などTVを見る時間帯に録画する事が多いんですね。

 そうなるとシングルチューナー機では他の番組が見られない。もちろん録画番組をみるとか、レコーダーのチューナーを使ってみるとか方法はあります。しかし2チューナーならそういう面倒から解放される。そこが地味に楽です。

 外付けレコーダー同時使用の自分ですらそうなので、TVのみの人は相当制約されてしまうでしょうね。寝ている深夜不在の昼間の録画に限られる感じです。

 あるいは決まった番組だけを録ってタイムシフト的な視聴をするなら良いかもしれない。でも1チューナー機を買う場合は自分の用途に合うかよく考えた方が良いと思う。昔のビデオの様に使いたいなら2チューナー機を強くお勧めしたいですね。

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外観デザイン:4本脚はスリムでキレイ   

 意外と決定打になったのがデザインスリムベゼルが一般的な現在ではTVのデザインに違いは見いだしにくいですがハイセンスのTVは数少ない4本脚。競合製品はすべて真ん中に太い1本脚のスタンドです。

細い4本脚のデザイン
安定していて掃除も簡単、かなり気に入ってます。

 1本足のデザインは接地面積が小さいので置き場が自由というメリットがあります。 でもスイーベル(首振り)機能がない固定脚では魅力も半減。大きな台座がPCモニタみたいで事務機っぽいんですよね。4本足は細脚で真下がスルーになりスリムベゼルと良く似合います。


 最後までDXアンテナ製品と迷っていたのですが、ここが最後の決め手になりました。

梱包状態・説明書:普通に良かった 

 当然ですが中国メーカーとはいえ梱包状態は普通で特に問題無し。説明書も昔は怪しげな体裁だったそうですが、本機はモノクロ印刷ですが、ごく普通に読みやすく日本メーカーと変わりないですね。本気で日本で販売しようとしている感じは伝わります。



その他の良かった点

 競合製品だったオリオン電機のブルーライト軽減機能は結構気になっていたんですよね。夜は青白い光は疲れます。リビングの蛍光灯も電球色を使ってます。

 なので夜は標準の色だとちょっと疲れるので映像モードをシネマモードに切り替えています。これだと色温度が下がってブルーライト軽減と似た感じになりますね。オリオンのような1ボタンとはいきませんが、メニューボタン一発目ですぐ映像設定メニューがくるので楽に変更できます。

 あと、録画用のUSBハードディスクは、玄人指向の格安2.5インチUSB2.0ケース(GW2.5SC-SU2)です。送料込み720円(購入当時)で延長ケーブルも同梱ってすごい安い!そこにMacBookから外した250GBのHDDを入れて使っています。250GB(0.25TB)で約20時間(地デジだと30時間位)録画可能です。


HDDを持っていない場合はUSB外付けHDDを購入します。
今は1〜3TBがお買い得ですが、
TV自体は2TBまで対応みたいですね(3TBも2TBしか認識しない)
紹介したBUFFALOの機種はハイセンスの動作確認リストの記載機種です。
その他の機種のリストはこちらのリンクから探せます。

残念な点・心配な点


リモコン:操作性は良いけど・・・形が 

 本機で最大の不満点はリモコンです。厳密に言うとリモコンの形状です。
操作性自体は結構良いです。ボタンは多いですが覚えてしまえばカンタンです。メニュー構成も気が利いています。



でも次のGIF動画を見てください。



 リモコンの重量バランスがおかしいんです。置いた状態では片手で操作が難しい。押そうとするとガタガタする。それだけなら良いんですが、ちょっと強く押そうとすると左右にひっくり返って押せない・・・。つまり、テーブルに置いた状態で使う事が想定されていないんです。

 手に持ったバランスは大変良好。デザインの段階で手に持った使い方しか考えてなかったんでしょうね。テーブルに置いた状態では他の指で抑えながら使用します。イライラするので今度自作の脚を作る予定です(笑)使い勝手自体は良いだけにホント残念。


ネットでの情報:ちょっと不足気味  

 また、説明書のダウンロードが出来ないのもどうかと思いました。買った後マニュアル見るまでは1.3倍速がある事がわかりませんでしたし。立派なマニュアルなんだからダウンロード出来るようにすれば良いのに。

一度だけ動作不良?:一瞬焦った

 購入して2日目に突然リモコンの反応が極端に悪くなりました・・・。電池交換しても変わらず、初期不良か?と思ったのですが、コンセントを抜いて数分待ってから再電源を入れると、何事も無かったかのように反応が戻りました
 今のテレビはパソコンみたいなものですからね。ソフト的な暴走だったんでしょう。これ以降10日以上経ちますが再現はありません。とりあえず初期不良では無いようです・・・。


まとめの感想


 中国メーカーのテレビといえば爆発がニュースになりましたね。でも、爆発したのはほとんどがスカイワース(創維)製だそうで、ハイセンス(海信)は5件のみだそうです(笑)(サーチナ テレビの爆発ランク…1位の「創維」、液晶製品も相変わらず=中国

 まあそれも2009年の話で、その後日本メーカーとの協力もあったとはいえ、ここまで品質を向上させたのかと正直びっくりしました。日本市場投入という事でそれなりのモノを供給している気はします。この製品からは粗悪品の印象はありませんでした。

 液晶テレビはPCと変わらないですよね。下請け工場から技術力をあげて生産量の力で市場を席巻していくというパターンなんでしょうね。
 PCやスマホの世界では、ASUS、Acer、BenQとかの台湾系メーカーの技術力の高さは既に知られているけれど、大陸系のHuawei、Xiaomi、Lenovoも世界的にシェアを増やしていますよね。

 ハイセンスも中国でトップシェアであるだけでなく、世界シェアではソニーと同じくらいの位置だそうで液晶パネルの調達力には自信があるようです。だから割安で高機能な製品を供給できるんだと納得。特にメニュー周りや録画機能などは、日本メーカーとの共同開発の成果か、かなり洗練されていたのが印象的でした。

 あとはまあ耐久性ですね。こればかりは未知数ですので5年補償のあるJoshin電機でなかったら躊躇っていたかもしれません。結論としては延長補償があるならかなり価格満足度の高い商品だと思います。(メーカー3年保証になったそうです:追記に詳細)


追記の経過報告(最終更新 2018/6/15)


 (追記1:2015/6/28
 購入から2ヶ月あまり経ちました。今のところ快調に使用しています。新たに感じた不満点としては、リモコンで電源入れた時の起動の遅さですかね。電源ランプが小さくて反応してるのか、してないのかわからないときがあります。
 でも省エネのために高速起動OFFにしているので仕方ないですね。不満ならONにするしかないと思います。

 同じように外付けHDD省電力設定にしているので、再生中に一時停止にしたまま何分も放置するとHDDがスリープに入っちゃうんですよね。スリープになった後に一時停止を解除するとHDDの起動が追いつかずに再生終了してしまうのがちょっと面倒かな。
 そういう場合は、一旦停止してから再生すると停止位置から再開してくれます。

 (追記2:2015/7/24
 『ハイセンス、テレビ全モデルの保証期間を1年から3年へ延長』というニュースがありましたね。8月1日以降に購入印のある製品すべてが対象となるそうです。購入するなら8月に入ってからですね!

 ハイセンスのような中国メーカーの一番の弱点は耐久性の心配ですからね。メーカー保証が3年となるとかなりハードルは下がるでしょうね。

 (追記3:2015/11/15
 なぜか、再生時のみ画面が拡大ズーム設定(スムーズ)になってしまいました。通常のフル画面設定に戻す方法がわかりましたので別投稿に記載しました。困っている方は参考にしてください。
(参考)ハイセンスの液晶テレビで、再生時の拡大スムーズ設定を解除する方法 - アニメとスピーカーと‥
追記4:2018/6/15
 購入から3年が過ぎました。今もメインで使っています。幸い重大な故障はありません。細かい点では数ヶ月に一度くらい『B-CASカードが挿入されていません』みたいな表示が出ることがあります。差し直してやればすぐ戻るのですが面倒なのでカードの蓋は外しています。

 あと、3年弱くらいの頃に、外付けHDDのデータが飛んでしまいました(泣)これはTVの問題というより、小さい容量(250GB)ギリギリの状態で使い続けたせいかなぁと思います。初期化してまた使っていますが今の所ふつうに使えてます。

 保存用の番組は外付けレコーダーで録画しているので、TVのHDDは見て消し番組が多かったので痛手は少なかったです。でも未見番組もあったので残念でした。あまり容量ギリギリで使わないように気をつけるか、容量の余裕のあるHDDにしたほうがいいですね。



今は上記の後継機になってるみたいです。
(2チューナ対応機)

参考
ハイセンス:HS32K222
http://www.hisense.co.jp/tvs/K222/32class.html
4Kテレビ、ライバルは中国:日経ビジネス
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20130118/242453/?rt=nocnt

『オーディオ・ビデオ』の記事を読む
『アニメ』『スピーカー』『備忘録・Mac・その他』『生活』もどうぞ。

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AppleWatchみたいな機械式時計


 小ネタです。

 アップルウォッチの予約が間近に迫って来ましたけど、まあ高嶺の花ですよね。そもそもiPhoneを使ってないし・・・iPodTouchでは連携できないみたいだし。

 でもAppleWatchが発表されたときに、自分の持ってる時計と似てるなぁと思ったんですよね。日本メーカーの機械式時計で。

アップルウォッチっぽいデザイン


 オリエント時計のWV0161ER。ORIENTスリースターという海外生産のカジュアルな機械式時計という位置付けのブランド。そのカバンシリーズというモデルの一つでした。

 おもちゃっぽく見えますが、とても重量感があります。電池を使わない機械式時計で、自動巻(AutoMatic)のゼンマイ駆動です。

 2008年のモデルですので、もちろんAppleWatchのパクリではないです(笑)残念ながら今は生産していないみたいですね。

ORIENT時計 WV0161ER
重量感のあるステンレスケース
分厚いガラス風防の曲面が美しいデザイン

 四角いステンレスケースに大きな竜頭がAppleWatchっぽいですよね。カラーバリエーションが豊富でとにかく綺麗なデザインでした。どれにしようか本当に悩んだなぁ。

慣れないと読めない時計


 でも単に四角いだけが特徴の時計ではありません。ディスクタイプと呼ぶようですが、時計の針がなくて文字盤自体が動くタイプの時計です。一見してどうやって時間を読むの?って思いますよね。
一見普通の時計に見えますが盤面をよく見ると・・・?
どこに時間が表示されてるかわからない!

 数字の書いてある丸いディスクが二枚重なって動いています。一本だけある赤い針秒針です。これが良いアクセントになってます。下にある四角い部分日にち表示です。

 左側の赤い2つの矢印に注目して読みます。外側のディスクが時間針、内側のディスクが分針を意味します。こんな大きな盤面なのに読む所はほんの少しというのが面白いですね。
数字の書かれた2重のディスクが回転。
赤い三角印の部分で読み取る、針は秒針のみ。
これで4時35分50秒くらいです。

 普通のアナログ時計ともデジタル時計ともちがうので慣れないと本当に読みにくい・・・最初は1時間読み間違える事が頻発しました。でもコツを掴むと普通に読めるようになるんです。

 コツはあくまでアナログ時計として読む事。一見デジタル時計に似ているのでついデジタル時計感覚で読んでしまうのですが、そこが間違いの原因

 具体的には上の画像の場合、外周部は4と5の間を差しているので『4時半位』と当たりをつける。ほとんどこれで時間を掴みます。細かい時間については分針に目を移し35分過ぎと読み取ります。これで4時35分50秒位であるとわかります。

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腕時計はアクセサリー


 最近は時間を見るのに携帯やスマホ使う人も増えたけどやっぱりちょっと面倒なんですよね。LINEにハマっている中高生なら四六時中見てるから良いんでしょうけど、時間見るのに電話出すのもね・・・。

 でも実用品という意味以上に、数少ない男性向けのアクセサリーという意味合いもありますよね。あと機械式に代表されるガジェット的な趣味性

日常的に使っているのは後ろに見えるオリエントWV0921EM
角形のWV0161ERは休日用

 そういう意味ではAppleWatchが様々な外見バリエーションと価格幅がある事は理解できます。ただアクセサリーとして考えるといつも同じものを着けているというのも・・・。画面を切り替えたりすれば気分変わるからいいのだろうか?

1万円の格安機械式だけど曜日表示が独特で面白いデザイン
1回オーバーホールに出して7年ノートラブル 日本メーカーの信頼感
こっちも生産終了だそうです

 AppleWatchってアクセサリーとしての腕時計と競合してしまうから、腕時計好きの人ほど敬遠してしまう気がする。思い切ってOSを各時計メーカに解放して自由に作ってもらったら良いのにね。逆に時計しない派の若者のほうが受け入れやすいのかも・・・。


 普段、腕時計しない人は格安機械式をひとつ持ってると便利だと思います。いざというときに電池切れがないからね!振ればすぐに動き出すのですごく安心。動かなければ劣化も少ないし。(たまには動かさないと痛むけど・・・)


 カバンシリーズは流通在庫で残っている店もあるみたいですね。機械式腕時計は高級品ばかりが注目されるけど格安機械式の世界も面白いですよ。思いっきり実用品ですけど、気軽に買えるし、電池式にはないメリットもあります。

 チチチチ・・・という機械式独特の音を聞くと味わい深いですしね。静かな所で耳に当てると聞こえますよ。電池式にはない魅力です。

オリエント時計 ホームページ
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4万円以下の安い32型液晶テレビ(録画機能付)7機種を比較してみた

 テレビ壊れました・・・(笑)この資金繰りが厳しい春の時期に壊れるとは・・・予算はかなり限られますが買い替えのため徹底比較をしてみました!

 調べてみると一見同じように見えるTVも各社によって結構違いがあるんですね。安いけど画質の良い、おすすめの液晶テレビを探している方の参考になれば幸いです。

低予算でもこだわりたい


 低予算だからって映れば良いという訳ではありません。低予算なりに性能にはこだわりたいもの。もちろん妥協は必要ですが、どれでも良いという訳ではありません。

 2人暮らしのリビングに置くサイズとしては30インチ前後は欲しい所。商品としては32インチがボリュームゾーンで各社が出しています。

(参考)Amazon 32インチ録画対応テレビ検索リスト

 今回の選択条件は次の通り。
  • 録画機能が付いている機種(外付けUSBでのハードディスク録画)
  • 実売価格が4万円以下
  • 32型  (32V)
  • マイナーメーカーの場合は実機が見られそうなもの

※すべて個人の印象です。間違いがあったら指摘してください!

機能の比較:メーカーによって意外と違いがある


 4月1日(2015年)時点での価格コムの最安値で集めてみました。ソニーが無いのは4万円以上だったからです。自分が重要だと思う所や、他社と違う所は黄色にしています。
(スマホで表が見にくい場合は、表の下の画像をクリックしてください)

7メーカー格安録画対応TVの比較一覧
メーカー ハイセンス DX 
アンテナ
オリオン 東芝 シャープ パナソニック 三菱
型番
HS32K220
LVW32EU3
DNX32-3BP
REGZA
32S8
AQUOS
LC-32H20
VIERA
TH-32A305
REAL
LCD-32LB5
発売日
14年5月
14年8月
14年4月
14年1月    
15年2月
14年7月
14年5月
価格(4/1)
¥29,500
¥30,587
¥32,800
¥36,480
¥38,565
¥39,731
¥38,800
画素
1366×768
バックライト
直下型
LED
LED
LED
直下型
LED
直下型
LED
LED
LED
IPS液晶 -  -  -  -  -
-
倍速液晶
なし
画面分割 - - - -
放送/外部
- -
左右視野角
170度
178度
89度/89度
?
176度
178度
?
SPとイヤホン
同時使用
可能
可能
?
?
?
可能
可能
チューナー数
2
2
1
1
1
1
1
録画機能
裏録
裏録
留守録
留守録
留守録
留守録
留守録
音声付早送り
あり
?
あり
あり
?
あり
?
音声出力
ヘッドホン除く
同軸D
-
-
HDMI端子
2
3
2
2
2
2
2
D-sub
1
-
-
-
1
-
1
D端子
D4
D4
D4
なし?
D5
D4
D4
LAN
あり
消費電力
60W
50W
63W
61W
63W
63W
52W
待機電力
0.3W
0.1W
0.2W
0.2W
0.1W
0.1W
0.2W
注:わかる範囲で調べたものなので内容の保証は致しません。購入の際は必ず確認してください。

スマホで表が見られない場合はこちらの画像をクリックしてください。

画質の比較:実際に見ると各社の特徴がある

※私が実際に3店舗の店頭で見た感想です。個人の印象なのでご了承下さい。

ハイセンス:HS32K220 の画質レビュー



・安い割に白のヌケが良くてコントラストが良好に見える。明るく鮮やかな印象。
・店頭ではコントラスト強すぎて顔など不自然に見えるが、標準に設定すると結構自然な画質。
・動きの追従性は悪くない。許容範囲。
・肌の質感は東芝には及ばないが健闘している感じ。ややべたっとした傾向。
・横視聴も良好。スペックでは視野角狭いが気にならない。

※ハイセンスは中国でTV販売トップのメーカー(海信グループ)。日本メーカー(日立らしい)と液晶テレビの共同開発していた時期がある。現在はケーズ電機など量販店ルートで販売。しかし『Hisense』って名前・・・ちょっとセンスが。
メーカー商品ページ:https://www.hisense.co.jp/old/

DXアンテナ(DXブロードテック):LVW32EU3 の画質レビュー



・東芝的なしっとりした傾向の画質で意外といい印象。
・ちょっと暗いかなと思うが調整で追い込めそうかな?
・肌の質感は、すこしべたっとする絵の印象。あまりノイズは気にならない。
・動きの追従性は悪くない。許容範囲。
・横視聴も良好。気にならない。

※DXブロードテックは日本の船井電機のTVを販売する会社。DXアンテナが船井電機傘下に入り旧FUNAIブランドのTVはDXアンテナの販路で販売している。ちなみに三菱電機の安価なTVは船井電機OEMらしいという噂。
メーカー商品ページ:http://www.dxantenna.co.jp/catalog/lvw32eu3/top.html

オリオン電機:DNX32-3BP の画質レビュー


・全体的に明るいが、やや白っぽい印象。コントラストの問題か、調整で追い込める?
・横から見るとさらに白っぽく見える。横からの視聴は少し気になるかな。
・画質はシャープに似て、明るいが少しノイジーな印象。
・動きで少しボケる印象。ちょっと気になるかも。
・後継機はDTX32-32B Dから始まる機種が裏録対応のWチューナー機のようです。
※オリオン電機は福井に本社のある日本メーカー。自社ブランドORIONの他、国内外のメーカーのOEM製造をしている。100%自社工場での製造だそうです。
メーカー商品ページ:http://www.orion-electric.co.jp/jp/series/dnx/

東芝:REGZA 32S8 の画質レビュー



(追記)後継の32S20(右)では追従性がかなり改善していました。

・第一印象は一番綺麗に見える。コントラストが良好な感じ。
・しっとり落ち着いた画質で液晶TVっぽくない。プラズマに近い印象。
・肌の質感は緻密で自然。ノイズ感・べた塗り感が少ない。
・ただ、動きの追従性は厳しい。動きに残像がありモヤっとする。
 (追記)後継の32S20では追従性がかなり改善して許容範囲になりました。
・横からの視聴でも色の変化が少なくて良好。

※東芝は液晶テレビの画質には定評がある。残念ながら海外向けは自社開発から台湾メーカーへの委託に切り替えるらしいが、国内は大型を中心に製造を継続との事。
メーカー商品ページ:http://www.toshiba.co.jp/regza/lineup/s8/


シャープ:AQUOS LC-32H20 の画質レビュー


・第一印象は鮮やかな画質。
・ただ店頭設定ではノイズが目立つ。肌の質感もざらっとした感じでいかにも液晶って感じ。
・標準設定にするとノイズ目立たないが色薄い印象。調整でどこまで追い込めるか?
・動きの追従は良好。残像は気にならないレベル。
・横からの視聴でも変化が少ない。
・(追記)裏録対応機のLC-32H30も安くなってきていますね!

※言うまでもなく液晶テレビの有名メーカー。TV事業は苦戦しているが独自の液晶パネルが有名。昔からシャープの液晶テレビは独特の画質で評価が分かれる気がする。
メーカー商品ページ:http://www.sharp.co.jp/aquos/products/lc32h20_outline.html

パナソニック:VIERA TH-32A305 の画質レビュー


・東芝ほどではないがキレイな印象。
・追従も良好で、肌の質感でもノイズはあまり気にならない。
・横からの視聴でも変化が少ない。
・特に悪い所はないんだけどなぜか印象に残らない・・特徴が無いのが良い所かな?

※かつてプラズマテレビも製造していて画質も液晶より良かったんだけどなぁ・・・今はなくて残念。でもさすがに無難にまとめるのが巧い印象。
メーカー商品ページ:http://panasonic.jp/viera/products/a305_300/

三菱電機:REAL LCD-32LB5 の画質レビュー(未見)


・実機を展示している所がまだ見つからないので未見です・・・。

※DLNA/DTCP-IP /カードスロットなど、同価格帯の他機種にはない機能が盛り込まれたり、コストパフォーマンスは高い印象。ウチのHDDレコーダーDVR-BZ130もコストパフォーマンスは高い機種でした。無骨なんだけど質実剛健な感じ。
メーカー商品ページ:http://www.mitsubishielectric.co.jp/home/ctv/old/lb5/32lb5.html

格安とはいえ機種によって特徴がある
店頭でチェックするときはココがポイント!


 意外と機種によって画質の傾向が違いました。好みもあるので買う場合は、やはり実際に見に行く必要がありますね。

 見る時のポイントは・・・

  • ノイズや肌の質感
  • 横・上・下から見た時の色の変化
  • 動きのあるときの追従性(ブレやボケなど)

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画質         

 店頭では鮮やかすぎるダイナミックモードとかになってるので、可能ならばリモコンで画質をノーマルモードにしてみると実力が分かります。肌の質感に違和感がある場合はノイズリダクションを弱くすると自然になる場合もあります。

 直下型LEDっていうのは初めて知ったんですが、やっぱりコントラストに良い影響がありそうな感じ。白の鮮やかさを感じました。気のせいかもしれませんが。

 視野角数字じゃわかりませんね。色の変わり方も機種によって違うし、これは好みが出るかもしれません。

 追従性 横に流れるテロップはもちろんですが、ダンスシーンなんかも注目。つい目で追ってしまうのでブレが大きいと酔います。これも気になる人は我慢できないポイント。

機能         

 機能面も地味ですが結構違いがあります。特に注目は音声出力

 薄型テレビの音質はイマイチというのが定評ですから、初めっから外部スピーカーを利用するつもりです。まあヘッドホン端子でも用は足りますが・・・できればライン出力かデジタル出力を使って良い音質で繋ぎたいですよね。(ヘッドホン端子だとリモコンで音量調節できるメリットはありますが)

 録画機能では裏録(TVみながら裏番組を録画)は便利ですね。大手メーカーも上位機種ならWチューナー機種がありますが、4万円以下ではハイセンスとDXアンテナだけでした。シングルチューナーだと別番組見ながら録画ができないので、実質的に不在時か就寝時しか使えません。

 どの機種にするか・・・むずかしい問題ですね。
 購入したらレビュー記事を書く予定です。

追記購入しました!レビュー記事はこちらをクリック

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