思いっきり人気に便乗してると言われそうだけど(その通り!)これはこれで思うところがあったので・・・。
(C)体調わる子
一見ただのフラッシュアニメ?
まあ内容自体は昔からあるフラッシュ風アニメで、特にすごい動きをする訳でもなく特筆すべき点があるわけじゃないんですけどね。最初は生温い気持ちで微笑ましく見てました。
なんか「この声とかも合成なのかなぁ、最近の合成はいい味出してるな」とか「でもわざと歪めたりとか結構色々やってるのかも、意外と手が込んでる?」だったり、「でもわる子の声は本人っぽいかも?」なんて思って見てました。
ただ半分あたりで「あれもう終わりっぽいけど・・・2本入ってるのかな?」と思わせてのED。なんと後半は半分すべてエンディング。
なにが面白いのか
何と言ってもこのED。EDクレジットに自分の名前の羅列をしまくるという、今時中学生でも恥ずかしくてやらない事を臆面も無く(結構大きいフォントで)やるすごさ。
しかもすべての声優が自分の出演というオチ。中高生がコレやってたらイタいけど、良い大人がやってると一周回って感心するよね。わる子さんが一生懸命録音してる姿まで想像して一つの作品って感じ。
しかし、このEDテーマソング最高。いい感じのチープさがアニメとすごいあってて、この作品のために作られたように感じるくらい。ED終わった後は、なんかちょっと立派な作品見たような気になったよ。
こんとどぅふぇの存在
楽曲提供の『こんとどぅふぇ』って、音楽素材の総合サイトとかかと思ったら個人の作曲家の人なんだね。自分で作曲した作品を他のメンバーに作詞付けてもらって歌ってもらってフリー素材として提供しているとは。
フリーと言っても著作権を放棄している訳じゃなくて、あくまで無料で提供しているので個人アーティストのプロモーション方法としては結構有効だよね。
こうやって有名ブロガーのアニメ作品のEDに使われるなんて、バブル時代のアニメと主題歌の関係みたいにタイアップ効果があるよね。
最近の人は知らないだろうけど、一時のアニメは本編とは関係ない流行の音楽とのタイアップばかりになってた時期があって辟易してたんだよね。今の深夜アニメみたいに主題歌も含めたメディアミックスが商法が完成されてなかったからね。
こうやって俺もわる子さんのアニメで『こんとどぅふぇ』の存在を初めて知ったわけだし、iTunesでも楽曲販売してることを知ったわけです。これはタイアップとして機能してますね。
個人同士のプロモーションとタイアップ
まあこんな事すら知らないのは、俺の情報不足ってこともあるんだけど、無料の音楽っていうと最近はボカロ関係ばかりで、あれはあれで独自の生態系みたいのがあるのでちょっと違うかなと思ってみてました。
誰もが作品を作れる時代において、広告代理店とか所属事務所とかが直接介在しないタイアップやプロモーションが起こっている時代なんだなぁと感心した次第です。
枯れないように 第1話「放課後のハンバーガーショップは学生の楽園?」(自主制作アニメ)
http://warurun.hatenablog.com/entry/2014/05/14/181904
フリー音楽素材こんとどぅふぇ
http://conte-de-fees.com
「ほいっぷ!」
http://conte-de-fees.com/material/music_material_dl.php?id=107
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